華麗なる一族(下) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104140

感想・レビュー・書評

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  • かくも度し難く描かれた人物像から、いかなるメッセージを享受すればよいのだろうか。けれん味もなく、一途に生きる者の信念を成就させないのは著者の型だが、この結末には馴染めない。そもそも、一族の設定において、あまりに理解を越えた人間模様なのだ。

  • there's always a bigger fishと言ったのは確かQui-Gon Jinnだったかなー。
    全体的に色々なことが古いのは仕方ないし、家父長制度が産む歪みは面白いのだが、結局弱い者は負けっ放し。仔獅子は親を正すことは出来ず、良い人は損ばかり。さらに大きな魚に喰われる家長の驚愕、子孫から総スカンを食う愛人のヒステリーが見たかったのに。

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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