白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.89
  • (381)
  • (368)
  • (472)
  • (18)
  • (5)
本棚登録 : 2929
レビュー : 245
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104331

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 唐沢×江口のドラマ再放送に触発されて、初・山崎豊子。
    話の流れも結末も知っているのに、こんなに続きが気になって、ワクワクするなんて。すごいなっ(興奮)
    登場人物は皆少しずつドラマとはイメージが違うけれど、これはこれで、時代背景を感じられてイイ。
    医者という職業、大学病院という場所、特別で高尚だと想像してしまう世界だからこそ、生々しく人間臭い欲望が静かに渦巻いている様が、非常に興味深い。
    何が正義なのか、正義なんていうものが存在しうるのか…さぁ、二巻読もう。

  • 主人公、国立浪花大学付属病院で外科助教授、財前五郎は引退する師の東教授の後にはいり教授になると自他ともに認めていた。が、活躍し頭角を現す財前教授に東教授は傲慢さをみる。東は次期教授を財前ではなく他大学の人材を推薦しようとした。医局内で次期人事をめぐり様々な思惑が入り混じる物語。

    里見さんにがんばってほしい。
    東佐枝子の結婚相手が気になります。

  • 安定感がある。医学の世界を覗き込んでいるような迫力があり、展開も早いので飽きさせない。

    医学界の中での最大の関心が、人命救助だけではなくそれ以上に、縦割り横割りの不思議な人間社会があることを知って驚いた。そんな異世界がこんなに身近にあるとは。

  • ドラマで結末を知ってましたが、それなりに楽しめました。

  • その深い清澄な厳しさに打たれるように、里見の顔を見詰めた。
    あの瞬間に得た感動は、何か佐枝子の人生にとって大きなかかわり合いを持ち、長い間、佐枝子が漠然と探し求めていたもののようであった。白い巨塔のような威容を堂島川に映し出している。
    次第に魂が洗われ、高められ、浄化されて行くような、限りない深みと美しい旋律が展開されて行った。

  • 浪速大学医学部が舞台となる小説。
    多分の大阪大学医学部がそのモチーフなんだと思う。

    大阪大学医学部・附属病院のすぐ近所の病院の入院患者だったこともある関係上、なんだか舞台が身近に感じられた。

    病院は、日本の社会の上澄みの汚さと、弱者の悲しさが同居する場所なんだなぁと思った。
    上澄みの方全部が汚いとは言わないけど。

  • この主人公、産婦人科の待合室でタバコ吸ってるし。

  • 病院内での教授の座を巡る医師たちの戦いが描かれている。

    正直、ほんとつまらん事で争っているなぁと思った。
    教授になれるかどうかの本人たちにしたら大層な事なのかもしれないけれど、患者からしたら本当にどうでもいいこと。それよりももっとちゃんと医学を勉強して欲しいと思う。

    それから、○○は教授の機嫌を損ねないように□□と言った言い方をした。という文体が小説内に多々出てくるので、その解説のような文体がいい加減嫌になってくる。そんな事は書かれなくても、読み手が自分で判断するので必要ないと思う。

  • 重厚な社会派小説を読む。新聞記者出身というだけあってか、巨大組織に鋭くメスを入れる内容。人間の欲深さに背筋が寒くなる思い。古臭い、という感覚はありますが、なんとなく本質はどの時代も変わらないのだろうなと思いながら読んだ。とにかくまだ序盤なので、続きを読みます。

  • いいんでない?
    続く

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)のその他の作品

山崎豊子の作品

ツイートする