白い巨塔〈第2巻〉 (新潮文庫)

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レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104348

作品紹介・あらすじ

現教授の東は、学会のボスから学外候補の推薦をうけ財前にぶつける。政界まがいの生臭い多数派工作のすえ、かろうじて勝利した財前に、国際学会から招聘状が届く。栄光に満ち多忙をきわめる日々のなかで財前は、同僚の第一内科助教授・里見脩二から相談された患者の早期噴門癌を発見し、見事に手術を成功させる。だが、財前がドイツに出発する日、その患者は呼吸困難に陥っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公、財前が教授になるべく周囲の駆け引きも熾烈になっていきます。僅差で勝った財前が、権力を手に入れ、次第に自身の野望を実現させるため、横暴に振舞っていく姿は医師としての本質から離れて行き、来るべき悲劇へと加速して進んでいきます。

  • ハイボールがよく出てくる。

  • やはり2巻も面白い!教授選の生臭いやり取りは辟易としながらも楽しんでしまいました。そして後半の胃癌患者の話に入ると益々目が離せない感じに。たのむからレントゲン撮ってくれ、と心の中で叫びながら読んでました。財前の嫌な部分全開ですが、田舎の母を思う気持ちが根底にあることなど思うと嫌いになれない。まだまだ続きが読めると思うと嬉しいです。

  • 人間くさくていいよな〜こういう小説。飽きずに5巻読みきってしまいました。
    財前という教授が憎めないだけに、カワイソウな人間に見えました。自分の信念を最後までつきとうしたのはスバラシイ。

  • 驕れる者、久しからず。財前がどんどん悪の道に…。
    その変容ぶりは純粋無垢なアナキン・スカイウォーカーがダース・ベーダーになっていく様子を見ているかのようです。
    やっぱり自分の力に過信してはいけない。里見教授のような研究者には憧れます。劇中でも佐枝子が思いを寄せる人物として好意的に描かれていますし。
    三巻ではもっとすごい展開になっていくようですね。

  • 傑作です。

  • まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。

  • 財前やだなぁ。。
    里見いいなぁ。。
    なんというか、すごい世界だなって思う。
    面白いです。
    (07/08/06)

  • てか、財前ってヤな奴だなぁ〜(←今更)。教授撰迄は應援してたんだが、教授になっちゃってからは專ら里見さん贔屓になって仕舞う(-_-;) (200706某日)

  • 教授選後半から、いよいよ今後のメインとなる佐々木庸平さんの誤診問題が始まります。これまでは、財前先生の視点で読んでいましたが、ここら辺から視点が佐々木さん一家や柳原先生に移り、財前先生に対する印象も変わってきたと思います。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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