女の勲章(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104386

感想・レビュー・書評

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  • 2007/11/25読了

  • 服飾学校を立ち上げた式子と三人の若い女性の弟子たち、マネージャーの八代銀四郎が妬み合い裏切りあってのしあがろうとする物語。
    女ってやだなあと思いながらのめり込んで読んでしまった。何十年前の作品とは思えないリアルでドロドロした人間関係に引き込まれる。

  • ドラマを見逃したので読んでみた。ドラマ観たかったな。

  • 手持ちの豊子先生未読本はこれが最後。読むのがもったいなくてずーっと積読でした。
    ファッション業界という華々しい世界を描いたのは珍しい。女性が活躍し女性が多い場所で、生まれるものは斬新なアイディアだけでなくドロドロの愛憎劇だった。

    ドロドロのまま下巻へー。

  • 2016,7,12読了
    ファッション会で生きていく女性たちのドロドロした有り様と自分の欲望の為に女性たちを巧みに操る銀四郎、
    後半が楽しみです

  • レビューは下巻にて。

  • この男はだめだわ。好きとも言わず誠意を見せる振りすらせず心がこもってなさすぎ。式子の年で果たして性欲だけでそんな男とつき合えるだろうか?しかも何かにつけ、女をあからさまにお嬢ちゃん扱いして、それだけでとても一緒にいられない。教室での盗難のシーンなど、式子がたまに見せる教育者としての決意は立派だけどほんとうにたまにしか見られない。

  •  どろんどろんの愛憎劇の予感。銀四郎キレ者。

  • 服飾界を上りつめる女とそれを取り巻く女たちの羨望、嫉妬、そして利用する男。
    ドロドロした人間関係が面白かった。
    ただ、本当に自分にとって大事なものは何か気付いた主人公にあまりにも周囲は冷たすぎた。
    たった一人真実愛した人もあっさりとそんな彼女に背を向けてしまう。
    それが自分の生き方だとしてもあまりにも冷たいと思う。

  • 「女系家族」「華麗なる一族」と比べるとちょっと安っぽい昼ドラのような雰囲気…。「これは下巻は読まないかも」と思いつつ読み進めるうち、後半3分の1くらいのところで俄かに面白くなってきた。下巻では富枝も銀四郎の手に落ちるのかがポイント?!

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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