不毛地帯(二) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1698
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104416

感想・レビュー・書評

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  • ようやく商社の話。

    色々な利権を巡るドロドロとした生々しさが良い。
    やはり、リサーチ・取材の量が凄まじいのだろう。

    主人公がこれまで冴えなかったが、だんだんと能力が開花されてきたという感じか。

  • 常務取締役業務本部長 壹岐正

  • 戦闘機、中東戦争編

  • 一気に読んでしまった…軍と商社(会社と読み替える)の相違点に触れたあたりが、当たり前のことなのだけど、妙に印象に残った…「軍では国家目標を達成するためには、命令によって兵隊を動かすことができるが、商社は自由意志を持った意思の人間の集団であるから、社員が納得し、自覚して案件の遂行に持っていかなければならない。」これが文化も含めたバックグラウンドが違う人達の集まりになるとなおさらのこと。そこが強くないとこの先ホント生き残れないな、と日々思うことと合致。

  • 川又が死んだときは衝撃的だった。

    商社の争いは本当に相手をだまし合う戦争。

  • どんどん商社マンになっていく壱岐正……。
    Fx攻防は読んでてわくわくどきどき、、、
    後味の悪さというか、やるせなさというか、社会の辛さというか、
    壱岐さんに人間味が出てきた気がする
    続きが楽しみ

  • キャラクターを例えば軍人の出で立ちのようとか描写されても軍人がどんなものかわからないし、僕にはキャラクター描写が雑に書かれてるように思える。だがその反面想像力をかき立ててくれる。壱岐のバックグラウンドは軍人というより国家に役立つという信念で行動を説明できると言ったほうがよりしっくりくる感じがある。、

  • 防衛庁のFXに壱岐は関わる。最初は大本営参謀時代の威光を利用しようとする里井に抵抗を示した壱岐だが、自分の過去が少しでも日本のためになるのならと、辣腕をふるっていく。しかしそれより、友人を死へと追いやってしまうことになる。
    壱岐が妻にあたるシーン。シベリア抑留仲間達の会報を皆でおるシーンなど、栄光の陰に隠れた痛みのシーンが胸にささる。

  • 商社マンとして瀬島は戦う。

  • シベリア抑留後、第二の人生として商社マンを選んだ壱岐正。
    最初は、軍隊しかしらない自分が商社マンなど務まるだろうか、と自問自答しているが、物語が進むにつれ、商社マンとしての頭角をめきめきと現していく姿は面白い。

    シベリアでの過酷な日々を経験しているからこそ、生き残ったものとしての責任感を日々感じ、また、人生を達観している様は、おそらく、その当時生きた多くの人々も、またそうだったであろうと感じられる。

    シベリア抑留とは全く次元が異なるが、会社の状況が厳しいいま、私は職場異動を経験して、比較的恵まれた状況で仕事をしている。その状況に、謝の念を抱くと共に、自分に課せられた責任感を感じていることと、どこか似ている気がする。

    商社というのは、理系の私にしてみれば縁遠い世界であった。しかし、単にものづくりをするだけでは生き残れなくなった製造業に属している身からすると、世界各国から商売となりうるモノや技術を集めて自分のビジネスにするという点において、製造業が商社から学ぶべきことは非常に多いと思う。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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