大阪づくし 私の産声 山崎豊子自作を語る 人生編 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年12月26日発売)
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  • 本 ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104508

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  • ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。

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    「山崎文学を育んだ水と商いの街、大阪。デビュー作『暖簾』から出世作『白い巨塔』『華麗なる一族』まで……多くの作品は、その歴史と文化なしには存在し得なかった。ベストセラー作家が愛して止まない街と人を、やわらかな上方言葉を交えて綴る珠玉のエッセイ集。敬愛する石川達三、松本清張両氏との白熱した小説論議も収録。単行本『山崎豊子 自作を語る』シリーズ全3巻を2巻に再編。 」

  • 作家山崎豊子の遍歴。投稿物が多く重なった内容もしばしば。根性のある人だとあらためて思う。2019.12.20

  • 山崎豊子エッセイ集。
    相変わらずの大阪愛で、読んでいて微笑ましい。

  • 自らが育ち、初期の作品群の舞台にもなった船場の思い出から始まり、戦中体験、デビューへの経緯、著名作家との対談など。60年代の手記・談話が多いが、後年に書いたものと比べても、著者の、作品や人間を見つめる姿勢にブレがない事に気付かされる。社会派作家として更に世界を拡げていく段は「作品篇」で。

  • 山崎豊子のエッセイなんて初めて読みましたが、彼女の小説に対する強い熱い思いが伝わる。

  • 山崎豊子氏が、作家生活五十余年の間に綴ったエッセイや対談などが、まとめられた1冊。氏の作家生活の軌跡、作品執筆への姿勢や考え方などが垣間見られ、興味深い。
    再度、山崎豊子作品を読み直してみようという気持ちになった。
    また、長編小説『運命の人』に脱稿後、次なる作品の準備に取りかかっていると知り、そのバイタリティーとエネルギーにただただ脱帽。次回作も、是非、書き上げて欲しいと切に思った。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまさき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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