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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101106113
感想・レビュー・書評
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赤瀬川源平のエッセイ。彼のカメラ愛が感じられる本。読んだ当時(1995年頃)はまだフィルムの時代で、カメラは高価でホイホイ買えるものではなかった。この本にはレトロなカメラも多く紹介されているが、高価なカメラには全く馴染みがなく、彼の考察もマニアックであまり理解できなかったが、彼のカメラ愛だけは感じられた。
現在、自称写真家を名乗るアマチュアが多いけれども、実体は写真家ではなくカメラ家であったりする。カメラに拘りがあるなら、この本は一読の価値があると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カメラに対する愛に溢れた1冊。
まだ金属カメラの新品が出ていて、
オートフォーカスが真新しい技術だった時代。
「艶消しブラック仕上げの光学通り」のまぶしい文章が好きだー。
連載していた雑誌の休刊にともなって、
最後に書ききれない思いをまとめた1章もすごいが
なお文庫のあとがきになっても、
まだまだカメラを語って止まらない、というのが面白い。
久々に『金属人類学入門』を再読してみたい。