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- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101107110
感想・レビュー・書評
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この後の「海峡を越えたホームラン(1985年講談社ノンフィクション賞)や、私的には傑作と思う「7つの海で泳ぎたい」などへと繋がる関川先生の青春あこがれエッセイ。
出版当時も読んだが、韓国ドラマにハマった今読むとまた味わい深い。岩波系でもなく旅行ガイドでもない韓国読み物はとても新鮮だったのだろうし、今でもキュンとからお話しです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
81年秋のソウルからスタート。朝日カルチャーセンターで学んだ朝鮮語を駆使しての旅。朴政権下の国語浄化運動で日本文字漢字英字が姿を消し、ハングル酔いをしながらひとり街を歩き、ある日はホテルのバーで働くスンヂャとの交流で語学力が向上し、韓国人日本人のくくりが個人的な印象と交換されていく。夜間禁止令があり23時台にタクシー争奪戦、ある日はカメラを持ってあやしい朝鮮語を話すスパイ容疑で警察に連れて行かれ、ある日は臨津江にかかる自由の橋まで故障しがちなレンタルバイクで走行。その時でしか起こり得なかった個人的な体験が記録されることは貴重であり、読書として追体験できることは楽しいです。
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06091
80年代の韓国事情。 -
80年代のソウルをふつうの人の目線でとらえたルポは秀逸。韓国女性とのちょっと切ないお話も。
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著者プロフィール
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