汽車旅放浪記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101107158

感想・レビュー・書評

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  • いやー、この本は、内田百間、宮脇俊三の系譜がどん詰まりまで到達してしまった記念碑的作品ではなきかと思いますよ

  • 文学

  • ブックオフ105

  • 団塊おやじのノスタルジーへの時間、空間旅行記。最近ローカル線の旅行に凝っているという関川の旅は、漱石、百聞、宮沢賢治、林芙美子、宮脇俊三等の鉄道を題材にした文学者に導かれて、自分の青少年期へトリップする。これに刺激されて団塊の初老鉄が増えるかも。

  • 近代文学に登場する鉄道について新潟出身の筆者が当時の時刻表を紐解いたり、現地を乗りあるいたりして説く読みもの。大宰、賢二、漱石、林芙美子などなど、作品に触れたくなった。

  • 単行本刊行時は読む機会を逃し、文庫本になってから1年数ヶ月。ようやく読むことができました。(他の本の中に埋もれていたのを発見しただけのこと)多くの作家が作品の中で登場させてきた鉄道を、鉄分の高い著者が追体験する。解説はこれまた鉄分の高い原武史氏。「読み鉄」(こういうジャンルってあるの?)の皆さんには最高の一冊。私は、久大線の車中で途中まで読みました。

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著者プロフィール

1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。
1985年『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞、1998年『「坊ちゃん」の時代』(共著)で手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により司馬遼太郎賞、2003年『昭和が明るかった頃』で講談社エッセイ賞受賞。『ソウルの練習問題』『「ただの人」の人生』『中年シングル生活』『白樺たちの大正』『おじさんはなぜ時代小説が好きか』『汽車旅放浪記』『家族の昭和』『「解説」する文学』など著書多数。

「2015年 『子規、最後の八年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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