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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784101109008
作品紹介・あらすじ
*最後の4行分は統一フォーマットで。時間が足りない。書きたいことは山ほどある――。41歳でデビューし、46歳で専業になった遅咲きの作家は猛然と書き、約750冊を著した。社会派ミステリーの金字塔『砂の器』『点と線』『ゼロの焦点』から未完の大作まで。人間の業を描き続けた〈昭和の巨人〉に迫る。代表作のジャンル別の紹介・くわしい評伝・作品をより楽しむためのコラムや読み物など、文豪の新たな魅力を発見できるシリーズ!
感想・レビュー・書評
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松本清張の代表する作品の紹介、エピソード、映画化などタイトル通り松本清張本人や作品のナビ的な役割の本。森村誠一のエピソードは印象的だった。松本さんとの対面での印象はあまりよろしなかったようで辛口です(笑)「家政婦は見た」の初回は松本さんの作品が原作だったのは知らなかった。松本さんの作品は昭和40年くらいまでのが多く時代は変わったけど変わらず面白い。何度も読み直している作品がいくつもある。この本には出てこなかったけど「夜光の階段」私はイチオシ。
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この「文豪ナビ」シリーズ
いままで太宰治と夏目漱石を読んでますが
それに比べると真面目というか…
評論感が強いです。
前2冊がたまたま「ラブ度」高かったもので。
奇しくも同じ年生まれの太宰と清張。
ミステリの巨匠として
最近も作品が映像化されているので
太宰に比べると新しい人のイメージでしたが
こうして執筆活動をたどってみたら
昭和最後の文豪のように思えてきました。
ちなみに小倉の記念館、行ったことありますが
書斎や応接室も再現されてて
見応えありましたよ〜。 -
40歳を過ぎて文壇デビュー、常に書き続けていた感じで幅広く多くの著作を残した。著名な作品が多く文豪の名に相応しい。なかなかアポが取れなかったようで、表情もとっつきにくいオーラを感じる。スタートが遅かっただけやりたいことをやり残した思いが顔に出るのか。2023.8.17
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松本清張の全作品の論評、作家松本清張の評伝、また作品の多くに主演した米倉涼子のインタビューなどを交えてその膨大な作品を紹介する。
改めて、ミステリの新分野を作り上げ、その後のミステリ作家たちの先駆となったばかりでなく、歴史小説やノンフィクションに近い作品も多く残していることに驚かされる。偉大な作家である。 -
時代物しか読んでいないので、読み(返し)たいのだが、そのゆとりが…
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今や再販されていない松本清張の作品を知る手がかりにもなる。
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改めて偉大な作家だったと思う。
歴史・時代小説はあまり読んだなかったので少し齧ってみようと想う。
松本清張作品を読むこと自体がライフワークのようになっている。 -
p.2022/9/5
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もう!ちょっと長めの鉄道旅のお供としてページを開いたのですが目的地に着く前に読み終わってしまいました。この先と帰りはどうすればいいんだ!ということでとりあえず感想書いちゃいます!山また山で高峰連なる清張山脈の登山地図、青木ヶ原に負けない出口無しの清張の森のルートガイド、人間の欲と弱さでどこまでも連結されて爆走する清張鉄道の時刻表として、とてもダイナミックかつシンプルにまとめられた文庫です。松本清張の内側に入っていくナビゲーション、まさに文豪ナビ。いつか行ってみたい小倉の松本清張記念館を訪れるとこんな気分になるのかな?挿入されるコラムのひとつ、郷原宏「ルサンチマンの文学」の結語『この世から「悔しい人」がなくならない限り、清張文学は読み継がれるでしょう。』…きっとその通り!コロナ禍と共にますます拡がる格差社会。ますます松本清張の世界は消費されず再生産されていくでしょう!
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没後30年を機に出されたガイド本。講演の採録と森村誠一氏のコラムが特に面白かった。
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