張込み 傑作短編集5 (新潮文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784101109060

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  • 人間として生まれたからこそ育ってしまった底知れぬ闇や欲、過去への怯え、罪の意識、そういうものが地獄の釜の湯が煮えたつようにボコボコと音をたて沸いてくる。
    そうやって激情に駆られ犯罪を犯してしまう者も、結局最後に残るのは空虚な哀しさ。
    単なる推理小説ではないものがここにはあった。

    どの短編も面白かったが、正義側、あるいは真実を知る側から語られることによって、主役となる女性の境遇や境涯といったものが、ガラリと色を変えてしまう「張込み」「地方紙を買う女」「一年半待て」は印象深い。
    何かを得るために何かを捨てる。
    それがひとときの夢であれ、愛であれ、幸せであれ、それらを得るための女性たちの強かさや大胆さに、ある種の清々しさをも感じてしまった私はイヤな女だろうか。

    その反対に男性たちの卑怯さに虚しさを覚えたのは「顔」「声」「鬼畜」そして「カルネアデスの舟板」。
    先の女性たちと違うなって思ったのは、何かを得るために何かを捨てたのではなくて、手放せないもののために何かを捨てたってこと。その狡さに思わず舌打ちしてしまう。

    そんななかで「投影」だけは、登場人物にも読後感にも明るさがあって、いちばん好みだった。
    女遊びがもとで勤めていた大手新聞社を、部長と喧嘩して辞めてしまった男が主人公。男はその女とともに地方に流れ、市政悪と闘う小さな新聞社に入社することになる。そして……
    清張作品のなかではあまり話題に上がらないし、意外な作風の短編かもしれない。
    なんというか、誰にも相手にされない弱小チームが不動の王者グループに立ち向かっていく、そんな感じ。胸が熱くなる好きなストーリー展開なのだ。

    清張さん没後30年。読めるだけ読んでみたい。
            『この作家この10冊』
            『文豪ナビ 松本清張』より
    ☆ゼロの焦点    黒い福音
    ☆点と線      球形の荒野
    ☆波の塔      神々の乱心
    ☆砂の器     ☆或る「小倉日記」伝
     黒の回廊     天城越え
     かげろう絵図  ☆一年半待て
     黒い手帖(随筆)  家紋
     Dの複合     ☆顔
     西郷札     ☆鬼畜
     けものみち    黒地の絵
     無宿人別帳   ☆カルネアデスの舟板
     大奥婦女記    日本の黒い霧
     彩色江戸切絵図  現代官僚論
     乱灯 江戸影絵   昭和史発掘
     天保図録     陸行水行     
     西海道談綺    古代史疑
     私説・日本合戦譚 天皇と豪族
     私説古風土記   ペルセポリスから飛鳥へ
    ☆張込み(なおなおさんよりオススメ)
     共犯者( 同上 ) 
    ☆声( 同上 )     
     砂漠の塩( 同上 )        

    • なおなおさん
      地球っこさん、こんばんは。

      素晴らしいレビューに感心しきりです。
      コメントするのに格好がつかないので、「投影」だけ先ほど慌てて!?再読しま...
      地球っこさん、こんばんは。

      素晴らしいレビューに感心しきりです。
      コメントするのに格好がつかないので、「投影」だけ先ほど慌てて!?再読しました^^;
      地方紙が市政と闘う信念がいいですよね。最後の社長の言葉、「警察は我社の後からついてくるわい」が痛快です。
      2022/09/10
    • 地球っこさん
      なおなおさん、こんばんは☆

      なおなおさんのオススメしていただいた短編数編読みました。面白かったです!
      ありがとうございます。

      「投影」は...
      なおなおさん、こんばんは☆

      なおなおさんのオススメしていただいた短編数編読みました。面白かったです!
      ありがとうございます。

      「投影」は、清張作品としては意外な感じでしたが、とても好きです。
      そうそう、あの社長のキャラいいですよね!
      そのセリフもお気に入りです。
      松本清張のドラマも、また配信されてるのは観ていきたいと思います。清張ブームはまだまだ続きそうです♪
      2022/09/10
  • 松本清張氏の傑作短編集第五作。これと第六作は推理小説集である。8つの短編で443ページ。複雑なトリックは無いが、楽しめます。東京から九州に向かう夜行列車、新幹線でも寝台列車でもない、清張作品だなー。

  • 強盗犯・石井を追って東京から九州まで張込みに向かった柚木刑事。今は嫁いだ昔の女を訪ねた石井。巡り会った二人の背中を静かに描きながら、その心中を想像させる表題作を含め、8編収録の松本清張推理小説短編集。

    『顔』
    舞台役者の井野は映画に抜擢され、一躍人気者になろうとしていた。だが、彼には気がかりなことがあった。9年前の殺人。その時に石岡という男に顔を見られたのだ。唯一の目撃者を消すために、殺人計画を立て始めるが…。

    緊張感もありつつ、ユーモアセンスも抜群。コントのような面白さ。井野の行動に思わずツッコミを入れてしまう楽しさがある。顔バレしたくないのに役者かよ!とか、計画を日記に書いちゃ駄目だろ!とか。計画を練るところは初めての女性とのデートコースを脳内だけで完璧に組み立ててるみたいな滑稽さがある。後半からの畳みかけとオチも痛快だった。

    『声』
    電話交換手の朝子が間違い電話した先で聞いた強盗犯の声。彼女は何の因果か、その声と同じ声を3年越しに聞くことになる…。

    声の正体へと迫る一部と、犯人のアリバイ崩しが主軸となる二部の構成で読み応えがある。声を聴き分けられても、その感覚を伝えるのは難しいんだなと。あと、おかしいとはわかっていても、それを追求できずに抱え込んでしまう心の機微が切なくて痛かった。

    『地方紙を買う女』
    東京に住む女が甲信新聞を定期購読し始めた。連載小説が面白そうだからという理由だったが、一か月後に小説がつまらなくなったと解約する。「小説は面白くなっているのになぜだ…」作者の杉本はその女が新聞を取り寄せた本当の理由を探る。

    小説は面白くなっていると謎の自信で本格的に調査し始める作者が面白い。それでも、その不可解な理由がなかったら事件は明るみに出なかったんだと考えると恐ろしい。真実も解き明かせば解決するというものでもなく、苦みが残る読後感。

    『鬼畜』
    堅実に生きてきた印刷職人・宗吉。そんな彼が愛人・菊代に溺れ、3人の子が産まれる。事業が順調だった時は二重生活を送れていたが、思わぬ火事で仕事を失ってしまう。愛想をつかした菊代が置いていった自分の子か定かじゃない子どもたち。宗吉は道を踏み外したまま転がり落ちて、人の道も踏み外していく。

    子どもたちのことを考えると、鬼畜な大人しかいないというのが悲しい。全部知ってて宗吉をかばったのかなと思うと言葉にならない。せめて最後の最後で人として踏みとどまれたらよかったのになあ。

    『一年半待て』
    夫殺しをしたさと子。その夫はさと子が稼いだお金で酒を飲んで浮気し、暴力を振るい始めたのだった。世論は彼女の味方をし、執行猶予を勝ち取るのだが…。

    タイトルの意味を知って、パズルのピースがピタッと揃うのが気持ちいい。状況や行動という証拠を積み上げても、周りからはわかり得ない部分がある。現代でもニュースの内容やSNSの発言だけで、相手のことをわかった気になってしまうことってあるよね。安易に感情でジャッジせず、自分の見えてるものは正しいのか?と考えることが重要かなと感じた。

    『投影』
    都落ちした記者・太市が地方の新聞社へ再就職。悪政と戦う社長とともに、議員と吏員の癒着や殺人事件の謎を追う。

    直球でスカッとする話でよかった。太市が記者魂を取り戻していくところも熱いし、事件の謎もミステリの仕掛けが効いている。議員と吏員のしがらみの中で戦う南も印象深かった。

    「人間は、真剣な時ほど平凡な言葉をいうものだ。」
    「事件は、その時々に表れたものを、あわてて拾っているようでは、いかん。材料はいつも日頃からある。」

    『カルネアデスの舟板』
    大学教授・玖村は恩師であり教授の座を追われた大鶴を復帰させるよう働きかけた。しかし、社会情勢の変化から自分の立場が悪化したことで、玖村は大鶴を追い落とそうと画策する。

    当時の教育関係の時世を心理変化に絡めながら、人間の加虐性や支配欲を描き出した作品。学問を追求せず、贅沢を失うことばかり危惧してて「金、金、金!学者としてはずかしくないのか!」と言わざるを得ない。人間とは一歩間違えればエゴイスティックに生きてしまう本性と可能性を抱えているのだなと痛感する。

  • 張込み:山口県、九州に向かう列車はどの列車なのか特定出来なかった。当時の暮らしぶりが何となく分かる。バスも登場し、昭和全盛の頃を思い起こさせる。
    顔:山陰線周布駅から浜田駅までの普通列車、昭和22年の時刻表で確認したが当該の列車は確認出来ず。自らの名声を得ようとするが為に周囲を消してゆく、自己中心的な考え方といってしまえばそれで終わりだが、そこには一般市民としての葛藤も見て取れる。最後のいもぼうの場面はちょっと出来すぎとも思いましたが圧巻でした。いもぼう、京都に長年住んでいますが名前だけ知っていて訪問した事無し。
    声:2部構成になっている。1部と2部は別の話かと思っていたが最後に結びつくあたり、構成が上手。声を確認する為に落とし穴にはまってしまった。
    地方紙を買う女:準急白馬、K市は甲府。毒を仕込んだのは寿司ではなくジュースだった。場面描写が面白い。
    鬼畜:真面目な男がここまで転落するのかと思う。しかし女というものは恐ろしい。娘の良子が何とも可哀そうだ。
    1年半待て:男をはめるべくうまく仕組みを考えたものだ。
    投影:タイトルの意味は最後の結末でようやく分かった。それにしても出来のよい奥さんだ。折角、事件を解決して腕を上げたのだからもう少し瀬戸内海S市で勤務してほしかった。同様の汚職は世間至る所にあるのではないかと思う。
    カルネアデスの舟板:内容的にはやや難しかったが芥川龍之介のクモの糸のようなストーリーか、見下していた人に追いつかれるのは何ともつらいものだが受け入れなければならない時もある。元教授はやはり中国地方の人。東京から鉄道で10時間以上、きたない3等車のみで中国山脈に向かう。岡山駅から伯備線か、どこの盆地だろう???土地勘があるのか中国地方はよく登場するなぁ~

  • 同書所収「顔」は、本2022年の松本清張記念館読書感想文コンクール課題図書。

  • 「松本清張」の短篇集『張込み 傑作短編集〔五〕』を読みました。

    『聞かなかった場所』、『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』に続き「松本清張」作品ですね。

    -----story-------------
    推理小説の第1集。
    殺人犯を張込み中の刑事の眼に映った平凡な主婦の秘められた過去と、刑事の主婦に対する思いやりを描いて、著者の推理小説の出発点と目される『張込み』。
    判決が確定した者に対しては、後に不利な事実が出ても裁判のやり直しはしない“一事不再理”という刑法の条文にヒントを得た『一年半待て』。
    ほかに『声』 『鬼畜』 『カルネアデスの舟板』など、全8編を収録する。
    -----------------------

    以下の8篇が収録されていますが、、、

     ■張込み
     ■顔
     ■声
     ■地方紙を買う女
     ■鬼畜
     ■一年半待て
     ■投影
     ■カルネアデスの舟板

    『張込み』、『顔』、『声』、『地方紙を買う女』の4篇は短篇集『顔・白い闇』で既読、『投影』は短篇集『危険な斜面』で既読だったので、初めて読んだのは『鬼畜』、『一年半待て』、『カルネアデスの舟板』の3篇でしたね。

    ちなみに、『張込み』、『声(映画タイトル:影なき声)』、『地方紙を買う女(映画タイトル:危険な女)』、『鬼畜』の4作品は映像化作品を観たことがありました。

    それでも、好みの作品が集まっていたので退屈せずに読めましたね。
    (詳細は忘れている部分も多いし… )



    『張込み』は、僅か30ページ足らずの作品なんですが、深みのある作品、、、

    生活に疲れた女が、犯罪を犯した昔の恋人と再会し、忘れていた(隠していた?)女としての心に火を点けるところが、憎いほど巧く描かれています。


    『顔』は、心理描写が巧みな作品、、、

    1度見ただけの顔なんて覚えてないですよねぇ。

    それに気付いた犯人が安心して大胆な行動に出ますが、そこから綻びが… 顔そのものよりも、仕草であったり、同じ情景であったりという方が記憶が蘇ることもありますよね。


    『声』は、声を見分ける能力が仇になってしまう悲しい作品、、、

    石炭を使ったトリックが秀逸でしたね。


    『地方紙を買う女』は、戦争で夫を失った女の哀しい物語、、、

    地方紙を購入した動機が連載小説… 不審に思った作家の推理が見事ですね。

    でも、もしかしたら作家の推理は誤っていたのかも… と思わせるエンディングが大好きです。


    『鬼畜』は、「ビートたけし」の演技の素晴らしさを感じた作品、、、

    テレビドラマで観たのですが、小説のイメージそのままでしたね… 妻のお菊はドラマでは、少し優しくなっていたかな。

    男と女の愛憎、愛人の残した子どもへの憎しみ… 人間って、ここまで冷徹になれるもんなんですよね。怖い…


    『一年半待て』は、どこかで観たことのなるような作品、、、

    もしかしたら、テレビドラマ化されていたのを観たことあるのかも… 夫殺しの原因が、夫の暴力、飲酒(泥酔)、浮気という判断で情状酌量されますが、その裏には一年半に及ぶ計画的な行動が。

    怖いけど、面白かった。


    『投影』は、「松本清張」作品には珍しくスッキリとしたエンディングで後味の良い作品、、、

    帰宅の方向を誤らせるトリックは、現実味が薄い感じがしますが… トラブルから東京の新聞社を辞職した主人公が、地方都市に移り、再就職した地方新聞社での経験により人間的に成長する姿が活き活きと描かれていますね。


    『カルネアデスの舟板』は、二人がつかまると沈んでしまう板に、二人の人間がつかまろうして、生き残るために一方を水死させた場合に罪に問われなかったという寓話を扱った物語、、、

    邪魔になった恩師を、情婦を使って陥れようとするが… その行為から男女の気持ちに微妙なズレが生じ、計画は破綻してしまう。



    既読作品が多かったけど、面白かったなぁ… さすが「松本清張」作品ですね。

  • 松本清張『張込み 傑作短編集(五)』新潮文庫。

    松本清張の初期作品8編を収録した短編集。いずれの短編も、ミステリーというよりも普通の人間が内に秘めている業を炙り出しているかのようだ。既読作が多いが、さすがに30年ほど前に読んだ作品なので、細部については忘れている。

    『張込み』。強盗殺人犯の石井久一が訪ねたのは今は普通の主婦で、かつて恋仲にあった女だった。石井を逮捕するために張込む刑事の柚木は主婦の暮らしを壊さないことを願うが…ヒリヒリするような緊張感が文章から伝わる。

    『顔』。劇団員の井野良吉に銀幕デビューの幸運が舞い込む。しかし、井野には知られてはいけない過去があった…井野良吉と石岡貞三郎の心理描写の対比が面白い。

    『声』。前半は結末が解るような単純なミステリーだと思っていたが、見事な仕掛けと捻りに見事に騙された。

    『地方紙を買う女』。地方紙に掲載される新聞小説を読みたいという理由で地方紙を取り寄せた東京の女、塩田芳子。ところが、新聞に男女の情死事件が掲載されたのを契機に新聞小説が面白くないという理由で購読を止める。それをいぶかしんだ新聞小説の作者、杉本隆治はその女に興味を持つが…一つの綻びが…

    『鬼畜』。映画やドラマにもなった傑作。妻のお梅と共に印刷所を営む竹中宗吉は料理屋のお春と男女の関係になり、3人の子供をもうけるが…終盤にミステリーらしい描写もあるが、基本的には人間の業を描いた作品であろう。

    『一年半待て』。現在は良く耳にするDVを下地に、女性の強かさを描いた作品。29歳の須村さと子が夫殺しで被告となったところから物語は始まる。ラストでタイトルの『一年半待て』の意味を知る時…

    『投影』。東京の新聞社を辞めて地方紙の記者となった太一が市政に蔓延る悪を暴く。

    『カルネアデスの舟板』。この短編もまた鬼気迫る人間の業を描いており、秀逸。

  • 先日逝去された渡部昇一先生はかつて『書痴の楽園』のテレビ番組の中で、松本清張作品は短編小説が面白いと語っておられました。
    丁度、松本清張の『鬼畜』を読んでいた。
    物語が進行するうち、かつてテレビドラマで視聴したことがあると感じながらネットで調べてみると、確かにあった。
    主演はビートたけし・妻役は黒木瞳がヒットしたが、それ以前に映画化されていたようである。それは主演が緒方拳・妻役は岩下志麻が最初らしい。
    何とも悲しくて辛い物語であろうか、犠牲者は妾に産ませた子供3人である。大人のエゴのため、子供たちは順番に処分されていくのです。
    決して子供たちは親を恨んでいない、子供たちは親に処分されるのを知っていたのではないかと考えるが故に、胸が詰まる思いがする。
    松本清張は、社会派ミステリー作家として数々の作品群を世に送り出している、暗い闇の部分を抉るような作品はどれもシリアスである。

  • 大好きな松本清張!初めて短編小説を。一つ一つが短いのにしっかり松本清張感。含みがあって、人間の深層心理というか、、、私が松本清張を読んでいつも思うことが『あぁ、しなくてよかったのに。』だけど今回もしっかりでていた。でもしてしまうのが人なのであるんだなぁと。やはり長編のような読み進めてドカーンはないけどおもしろかった。私は一年半待てが1番好き。

  • 張込み(新潮文庫)
    著作者:松本清張
    発行者:新潮社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    昭和の暮らしを背景に「人間の業」を暴き出す傑作短篇集5

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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