点と線 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 595
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109183

感想・レビュー・書評

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  • 1957〜1958 雑誌「旅」掲載
    久しぶり再読 
    新潮文庫のロングベストセラーに18位で残っている。ゼロの焦点とストーリーが混在してきているので気になって。私の中では、松本清張のベストは「砂の器」だけれども。

    福岡の海岸で、男女の情死が発見される。ありふれた情死と思われたが、男が汚職事件の関係者とわかり、疑念を持ったベテラン刑事が、犯人のアリバイを崩していく。

    昭和32年です。連絡手段は電報。インターネット無し。防犯カメラ無し。聞き込みオンリーからの考察。今のようなハイスペックなトリックは無いが、当時の時刻表を駆使して丁重に時間を紐解く。
    「旅」雑誌らしく、九州と北海道を作中に盛り込む。幾つかの特急電車や、寝台特急も登場します。当時、こんな娯楽小説はさぞかし盛り上がった事でしょう。

    男子バレーの時間差攻撃は、この小説で思いついたらしいですよ。昭和恐るべし。



  • 松本清張記念館「点と線」直筆原稿展示 光浦靖子さん「フェルト清張」ブローチも - 小倉経済新聞
    https://kokura.keizai.biz/headline/2043/

    松本清張の「点と線」を歩く 東京編
    http://www.tokyo-kurenaidan.com/seicho-ten1.htm

    松本清張 『点と線』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/110918/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kurumicookiesさん
      そんな時こそスケッチ!
      繋がりを絵にしてみたら、面白さが増すような気がします!
      kurumicookiesさん
      そんな時こそスケッチ!
      繋がりを絵にしてみたら、面白さが増すような気がします!
      2020/12/11
    • kurumicookiesさん
      猫丸さん、
      確かに〜!でも…名前がいっぱい出てきそう(>.<;)線とか点線増えそう 笑
      猫丸さん、
      確かに〜!でも…名前がいっぱい出てきそう(>.<;)線とか点線増えそう 笑
      2020/12/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      kurumicookiesさん
      確かに、、、平面じゃ書き切れないかも。
      kurumicookiesさん
      確かに、、、平面じゃ書き切れないかも。
      2020/12/12
  • とても、とても、私ごときがレビューを載せることはできません。

    作品に追いつく時は来るのだろうか?
    推理小説「といっていいのか」の最高峰!

    これを超える作者は平成、令和に生まれるのだろうか?

  • 捜査は足で稼げ。現場100回、お茶汲み三年などの印象がわたしには強い昭和の刑事たち。推理小説ではあるけれども、容疑者を地道な捜査と執念で追い詰めていく刑事たちの物語、人間ドラマに感情を持っていかれました。推理というよりも“刑事の勘”が何かおかしいと、三原刑事や鳥飼刑事たちを揺り動かしてるようです。彼らの前に立ちはだかるのは鉄壁のアリバイ。それを崩すために身を粉にしながら捜査を続けます。あぁ、三原刑事は何足靴を駄目にしたんだろう。。。暴力や残虐な描写などは一切なく、また刑事たちも声を荒げることも拳銃を発砲することもありません。ただ刑事たちの一途な姿に好印象を持ちました。わたし的には上司を抑えながら三原刑事のやりたいようにさせてあげる、笠井主任が好きですね。アリバイが崩れていくさまに引き込まれていきます。

  • 松本清張3冊目。アリバイ崩しを中心に据えた、男女の情死体の謎に迫る。内容的には劇的に面白かった訳ではないが、昭和33年の作品ということを考えれば、素晴らしいの一言!全然色褪せないですね~。読み進めるにつれ、飛行機って何時出来たんだっけ?電報の依頼者は特定できない時代だったんだっけ?など、詰将棋にしても時代背景が分からず、少し悪戦苦闘しました。でも、これがノスタルジックの香りが満載で、いいスパイスになりました。最後のエンディングの後味はあまりよくなかった。やはり偉い者が得をする時代は変わらないのね~

  • 松本清張の代表作。ミステリー史の中では「探偵小説」の奇想天外さから脱却した「社会派ミステリー」を形成したと位置付けられるという。
    短い小説であるが、アリバイ崩し、執念を燃やす警察官、社会的路線、現実感路線など様々な要素を凝縮していて、当時としては斬新な推理小説物であったことをうかがわせる。
    物語の背景には時代を感じさせるが、プロットも少し時代を感じさせる。話の論理概要を振り返ってみると論理は流れているようにみえるが、全体として空想的か。
    物語のスケールはダイナミックであるが流れるように進むため、安心かつ興味を共有しながら読み進めることができた。

  • 初松本清張でした。時代背景があるので色々仕方ない。え?飛行機使えばいいじゃん。って言っちゃいけないんだよね笑
    ストーリーが主でキャラクターに魅力が少ないのが惜しいかな。1人だけいるけど。魅力的なキャラクター。

  • 読めて満足。
    極悪人はいた?という不思議な感覚。
    手紙で結末とは。

  • 社会派推理小説ブームの火付け作品。捜査官によるアリバイ崩しがメインとなっているが、飛行機の利用がアリバイ作りにされているなど昭和中期の郷愁を感じさせてくれるが、今読んでも面白い。

  • おもしろかった
    昭和33年の作品とのことで、東京から博多や札幌に行くのに今の3倍時間がかかっていたり、警察間の問い合わせが電報だったりと、その意味でも興味深い
    技術の進歩はすごい
    トリックは想像がついたが、それも現代だからだろう

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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