砂の器(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101109244

作品紹介・あらすじ

東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと"カメダ"という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和の社会問題を背景に描く松本清張ミステリー。「砂の器」は、病気、戦争を背景にした作品。主人公の刑事が真面目に一歩ずつ犯人を追い詰めていく展開に、頁をめくる手が止まりませんでした。

  • 名作。映画にもなり、小説ともども、何度も拝見いたしました。

  • 2019年3月16日、読み始め。
    この作品は、新潮文庫として発行されたのが、昭和48年3月27日。
    そして、今手にしているのは、新潮文庫の112刷で、平成30年6月15日のもの。
    息の長い作品である。
    なお、2019年3月28日に6度目のテレビドラマの放送がフジテレビ系列で予定されている、とのこと。

    2019年3月20日、読了。

  • 松本清張の代表作。昔読んだことがあり、懐かしくなって再び手にとってみた。清張先生の作品は面白い。この時代にベレー帽を被った革新主義の若者たち、さぞやハイカラだったことだろう。またこの事件を追い続ける刑事さんが渋くて良い。この雰囲気がとても好きだ。

  • 蒲田で起きた元巡査の殺害事件。一緒にいたと思われる人物の東北訛りとカメダという言葉だけを手がかりに進められる捜査。移動や通信の手段が遅く、DNA鑑定もなかった時代の話ですが、今読んでも面白いです。
    地道にコツコツと足で捜査する今西刑事、好きですね、こういう人物。
    テンポよく展開していくのではなく、じっくり読むのにふさわしい文章もいいですね。下巻も楽しみです。

  • 殺された被害者の身元が分からず、、
    北へ西へと翻弄される。。
    やっと身元が判明したが、手掛かりとされる人物たちが次々と不自然な自然死・自殺していく

    下巻への振りだと分かっているがテンポ良く流れに引き込まれてしまう。

  • 何度もTVドラマ化された松本清張を代表する作品の一つ。他の清張作品のなかでも文体に優れ、一気に読み手を惹きつけていくという個人的印象。東北弁に近い島根県は出雲地方の訛り。犯人の手がかり「カメダ」が島根県の「亀嵩(カメダケ)」であることに辿り着くまでが上巻。

  • 先日TVドラマでリメイク版が放映されたが、やはり原作を読み返したくなり再読。本格的な社会派ミステリー、面白い。

  • 「黒革の手帖」に続き、松本清張2作目。
    少ない手掛かりから刑事が靴底をすり減らし地道な捜査で徐々に因果関係を解き明かしていく、派手さはないけど、テンポよく話が進んで、飽きさせず面白い。どこでも煙草をスパスパやってるのも時代を感じていいなぁ。
    「砂の器」というタイトルの意味が気になっている。拾っても拾っても崩れていく、みたいな意味だろうか?
    下巻でどんな風に物語が収束するのか、楽しみ。

  • 冒頭のうらぶれた酒場のシーンが良くて、掴みとしては最高でした。流しのギター弾き、いいですね。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2021年 『葦の浮船 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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