- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101109534
感想・レビュー・書評
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面白かったです。表現や内容はちょっと古めかしいところもあるのですが、とても読みやすくてのめり込みました。
ドラマは武井咲さんの方だけ観ましたが、ドラマとは違って、元子さんが若くも美しくもありませんでした。
銀行員がバァのママになって、男からお金を巻き上げてのしあがっていく。元子さんの強かさがすごいです。
楢林は破滅したけど、橋田はこれからなのかな。安島もなんだかドラマと違うので、続きが楽しみです。
すみ江の言い淀んだことがかなり気になるのですが、下巻で描かれるのかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見映えの悪いお局銀行員が横領したお金で銀座のママになる。その転身だけでも面白い。しかし元子はそれだけに留まらず、昔掴んだネタでゆすってライバルを蹴落としたり、次なる策を労したりと抜け目なく意欲的に動いていく。
だが、いい事はそうそう続かない。下巻でどうなるのか楽しみだ。 -
何度もテレビドラマ化されているが観てないので、原作で初読破。
うーん、イメージと違った。産婦人科院長の裏金作りや医大予備校校長の裏口入学の斡旋と文教族の政治家との癒着など金儲けのカラクリ描写は面白い。けど、復讐や愛人のために大物総会屋や闇紳士たちが銀座のママを破滅させるストーリー展開が現在からみると陳腐にしか思えず。主人公・元子の悪女っぶりも金銭欲のみで随分と卑近で魅力を感じなかった。ドラマ版ではどう描かれているのやら。 -
下巻にて
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米倉涼子さんのドラマを見ていて、気になったので読みました。
ドラマとは多少違うところもありますが、登場人物がみんな悪いのがなんとも面白かった。 -
上下巻の長編作品ですが、すらすらと読むことができました。古い作品なので現代とは異なる部分も多いですが、どんでん返しありのサスペンスとしても、社会風刺作品としても優れた作品であり、何度もドラマ化されるだけの普遍性を感じることができました。