- 本 ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101109572
感想・レビュー・書評
-
著者、松本清張さん(1909~1992年)の作品、ブクログ登録は28冊目になります。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
幸子が道夫の手の傷に不審感を抱いた一週間後、波多野雅子の死亡が報じられた。幸子は死体発見現場に足を運び、道夫と親しいデザイナー・岡野正一を手なずけ情報を得て、ある“事実”を突き止める。それは道夫にとって、絶対に知られてはならない“証拠”だった―。秘密の共有と引き換えに、結婚を要求された道夫は…。男の打算と女の嫉妬が激突する、怒涛の長編サスペンス!
---引用終了
本作は、過去数度にわたり、テレビドラマ化されているようです。
以下は、引用です。
---引用開始
「松本清張ドラマスペシャル・夜光の階段」
1983年3月、TBS系列
出演:いしだあゆみ、風間杜夫、岡田茉莉子、中野良子、平田満、三木のり平ほか
「松本清張スペシャル・夜光の階段」
1986年4月、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」
出演:古谷一行、坂口良子、辰巳琢郎、小林稔侍、加賀まりこ、松尾嘉代ほか
「松本清張特別企画・夜光の階段」
1995年9月、TBS「月曜ドラマスペシャル」
出演:東山紀之、黒木瞳、小林稔侍、室井滋、佳那晃子、森本レオほか
「松本清張 生誕100年スペシャル・夜光の階段」
2009年4月~6月、テレビ朝日「木曜ドラマ」
出演:藤木直人、木村佳乃、夏川結衣、荻野目慶子、田丸麻紀、小林稔侍ほか
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上下巻、2日で読了。さすがに50年くらい前?の作品なので古さしか感じないけど、普通に楽しめた。
ただ道夫の過去や欲みたいなものをもっと知りたかった。最後まで気持ちがわからず。。 -
美容師(この時代にカリスマ美容師に着目している炯眼さ!)として大望を抱く青年と女たちを描いたサスペンスの後編。女性の肉体を冷徹に観察し人間関係を巧みに利用して計画を進めていく友人にしたくないタイプだが妻となる女も酷い。自分の実力を盲信し職場で居丈高で振る舞い失敗ると女王陛下のように寄生してくる特大地雷物件である。しかも調査能力及び推理力が卓越しているだけで無く相手の弱点を絡めていくという主人公以上に悪党感があった。
検察との死闘を期待していると意外すぎるラスト。
-
予想外の結末。
-
野望を持ち狡猾な男が起こす、欲で自ら巻き込まれていく女たちとの殺人事件。克明な男女の描写が最初は冗長に感じるが、その情報が後から話の面白みを増している。
-
面白過ぎて上下巻一気読み。ラストがあれあれ~ではありましたが、この作品で松本清張は司法制度の矛盾、冤罪の恐ろしさを描きたかったんだろうなと感じました。登場する女性がバカばっかりなのが気になった。(;'∀')
-
富と名声のため女性を利用し犯罪を重ねる青年美容師の話。
1969年から1970にかけて週刊新潮に連載された作品。
カリスマ美容師という言葉もない時代であるにも関わらず、男性美容師を主人公にした清張作品、とても好きな作品。
テレビドラマでは、辰巳琢郎と東山紀之が主人公を演じたものが印象に残っている。
今回、改めて原作を読んで、こんなラストだったのだと意外でもあった。 -
ドラマを見てからの小説読破。
主な筋は同じだけど、ドラマと小説はまた違う味わいがある。
小説のほうが面白いと感じた。
著者プロフィール
松本清張の作品





