松本清張傑作選 悪党たちの懺悔録: 浅田次郎オリジナルセレクション (新潮文庫 ま 1-65 松本清張傑作選)
- 新潮社 (2013年1月28日発売)
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感想 : 16件
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- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101109718
感想・レビュー・書評
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しばらく前に読んでいて、2度目。
殺人事件、ではないお話し。時代は変わっても人のやる事考えることには変化はないんだと思わされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悪党たちの暗い結末を描いた短編7編。「カルネアデスの板」とういう言葉をただ使いたいが為に書いただけ、のようなものもあった。2014.9.6
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昭和の匂いがプンプンする傑作選。昭和三十年代生まれの私でも、リアルでは体験してない世相を描いている先品が多いが、なぜか懐かしさを感じさせる。
ただ、本書では一番の傑作は歴史小説の「啾々吟」でしょう。
悪党たちの作品をあつめたのてしょうが、本当の悪は「ある小官僚の抹殺」に出てくる篠田正彦くらいでしょうか。その意味では、題名に偽りありで、浅田さんが選者なら、もっといいものも選べたのでは?
いずれにしても
通勤電車で読むのには最適で、あとシリーズが五冊あるのでしばらくは楽しめるかな。