南蛮阿房第2列車 (新潮文庫 草 110-13)

阿川弘之

• 新潮社 (1985年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[よりさんの感想 · 2010年9月22日]

図書館でリクエストしました。
なかなか本屋では見つからない!!

それにしてもいろんなところに言っていろんな汽車ポッポに乗ってらっしゃるなあ～と言うのが感想です。自分なんて海外に行くなんて面倒くさい、と思っている人間からしたらその地で日本の電車のように規定時刻通りに走らないに決まっている電車に乗るなんて!!と言う気分です。
面白いけど…自分ではやりたくないし出来ないだろうなあと思いながら読みました。奥さんとお姉さまが同行されたくだりは面白かったです。（それにしても大使公邸に宿泊されたり、接待を受けたりするのって外交官公費?ですよね、多分…こうやって税金は使われてるのねえ…）

著者プロフィール

阿川弘之
一九二〇年（大正九）広島市に生まれる。四二年（昭和一七）九月、東京帝国大学文学部国文科を繰り上げ卒業。兵科予備学生として海軍に入隊し、海軍大尉として中国の漢口にて終戦を迎えた。四六年復員。小説家、評論家。主な作品に『春の城』（読売文学賞）、『雲の墓標』、『山本五十六』（新潮社文学賞）、『米内光政』、『井上成美』（日本文学大賞）、『志賀直哉』（毎日出版文化賞、野間文芸賞）、『食味風々録』（読売文学賞）、『南蛮阿房列車』など。九五年（平成七）『高松宮日記』（全八巻）の編纂校訂に携わる。七八年、第三五回日本芸術院賞恩賜賞受賞。九三年、文化功労者に顕彰される。九九年、文化勲章受章。二〇〇七年、菊池寛賞受賞。日本芸術院会員。二〇一五年（平成二七）没。

「2023年 『海軍こぼれ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」