けっぱり先生

  • 新潮社 (1975年8月1日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101111056

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    ── 山口 瞳《けっぱり先生 19750801 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4101111057
     
    (20240918)

  • 学園紛争の余韻が残る1972年刊の学園小説.もとは地方紙の連載小説で,実在のモデルは桐朋学園女子中高校長の生江義男氏.

    意図的にストーレートな書き方をしているせいもあって,あか抜けないし,それにかなり時代を感じてしまう部分がある.たぶん,出版された当初は反動的だと非難されたのではないか.そして,女性の社会での活躍が顕著な現在では,古くさいと思われてしまうんではないか.そこらがこの本が紙の本として現役でない理由かもしれない.

    心のどこかにこういう世界に対する郷愁を感じつつも,この本を完全に肯定することができない私は果たして幸福な時代に生きているのか,不幸な時代に生きているのか.

  • 再読了。

  • 浪人時代、ふとしたことからこの本を手に取り私は一つの決意をした。30年以上も前の純情な受験生時代のこと・・・。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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