礼儀作法入門 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 459
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101111308

作品紹介・あらすじ

礼儀作法とは何か。それは「他人に迷惑をかけない」ことだと、山口瞳はいう。そのためにも「まず、健康でなくてはならない」と。世に作法の本は数あれど、礼儀を人づきあいの根本から教えてくれる書物は意外に少ない。「電話いそげ」「パーティーの四つの心得」「なぜか出世しない通勤の天才」など、金言の数々も心にしみる。とりわけ社会人初心者に贈りたい人生の副読本である。

感想・レビュー・書評

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  • 2F

  • 【展示用コメント】
     社会人として、意外と必要なこと

    【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2000828311&key=B154528578530635&start=1&srmode=0&srmode=0#

  • この本はタイトルで損していると思う。
    堅苦しい本でもなければ、HOW TO本でもないですよ。

    “礼儀作法とかマナーとかいうものは、知っていてそれを行わないところに妙諦がある。知らなければいけない。しかし、それを常に実行する必要はない。”

    普段の言葉づかいがあまりよくない人の子どもたちが、なぜかとても礼儀正しい言葉を使う。
    どうしてか?と聞くと

    “「電話をかけるときの言葉を聞いているからです。電話では、ちゃんとした言葉をつかいますから」”
    親の背中を見て、子どもは育つんですね。どきどき。
    しかし今どきの親はスマホを片手に席を外して話すから、子どもが正しい言葉遣いを覚える機会は大きく減ったといえましょう。

    ある学校の校長先生のお言葉。
    “教育とは生徒に声をかけてやることではないか。”
    生徒に声をかけるということは、普段から生徒のことをよく見ている、ということなのではないでしょうか。

    礼儀は型だけれど、型の中に入れる心の在り方を書いた本。
    勉強になりました。
    で、偏見のようなこだわりが面白かったです。

  • 日本人は礼儀正しい。海外の人が感じる典型的な日本人像。この言葉に疑いを持つ現代人はいないだろう。でも本当だろうか?著者が強調する森鴎外の「礼儀小言」を読むと、その認識に不安がよぎる。小津安二郎の言葉の引用も強烈だ。品行と品性。本書を今読んでも新鮮に感じるのは、実は日本人の品性について、まだまだ考える余地がある所以ではなかろうか。

  • 『礼儀作法とはマネである。形骸である。しかし、私は、その形骸のなかに何者かが存するのではないかと考えている。形式には、その形式を生んだ、そのモトの意義というものがあるはずである。』p33より
    礼儀作法とは、あまり難しく考える必要はなくコミュニケーションを円滑にとるためのツールに過ぎないのだと。
    短い文章でなかなかにテンポよく読みやすい。

  • 礼儀作法とは何か。それは「他人に迷惑をかけない」ことだと、山口瞳はいう。そのためにも「まず、健康でなくてはならない」と。世に作法の本は数あれど、礼儀を人づきあいの根本から教えてくれる書物は意外に少ない。「電話いそげ」「パーティーの四つの心得」「なぜか出世しない通勤の天才」など、金言の数々も心にしみる。とりわけ社会人初心者に贈りたい人生の副読本である。

  •  『世相講談』が面白かったので、これも読んでみました。入門書、というわけではなく、エッセイです。内容は、2013年の時代に読む本ではありません。
     何でもかんでも読みゃいい、ってもんじゃない事を痛感しました。

  • 作家山口瞳の副読本である。(あとがき)

  • 一家言あるんですよ。この作者には。
    でも、押し付けてくるわけでもない。

    礼儀作法を「え~いめんどくさい」と感じる人は、一度読むのもよいかもしれない。
    だからといって、何か変わるかどうかは疑問だけど。
    固く考えず、さりげなく。

  • 20130507
    語り口が軽妙でさらさら読める本。マナー本にしては独特だけど、そうそう!と思うこともあり。可愛らしいおじさん(笑)

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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