山口瞳の人生作法 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2004年10月28日発売)
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本 ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784101111353

感想・レビュー・書評

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  • 副題「山口瞳読本」の名に恥じない追悼本。年譜や著書目録もありコンパクトながらの充実ぶり。
    中でも治子夫人へのラブレターが秀逸。やはり、小説家の手紙、今回は渾身のラブレターなのでなおさら。昭和24年5月に結婚するまでの二人で見た映画や芝居の一覧もあり楽しめる。それにしても、鎌倉アカデミアという学校の教師陣の豪華さたるや。国語は高見順、フランス語が中村光夫、英文学が吉田健一、林達夫、吉野秀雄など多士済済。

  • 生きてきた証を、愛された証を、繋がる大切な思い出をこんなカタチで残せることに羨ましく思いました。今は私も、そんなふうに人と繋がっていきたいと憧れを持っています。

  • のっけから治子夫人がだしてきたラブレターが美しい。「アキニナツタラ、モリモリベンキヨウシテ、ウントアソバウ。」もりもりという言葉が良いなあ。

  • 夫婦愛に打たれ中。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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