大人のための残酷童話 (新潮文庫)

著者 : 倉橋由美子
  • 新潮社 (1998年7月29日発売)
3.23
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  • 本棚登録 :808
  • レビュー :95
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101113166

大人のための残酷童話 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 古今東西さまざまな物語をベースにしていて、なかなか面白い。教訓らしからぬ教訓もまた良い(笑)お世辞にも「楽しい童話」とは言えないが、これもまた童話の一つのたのしみ方だと思います。

  • 各章の最後についている教訓が意味深げでおもしろかった。
    なんというか、むなしさや切なさを感じさせてくれる。

  • 有名な童話を元にした大人向けにパロディ。「人魚の涙」「白雪姫」「血で染めたドレス」「かぐや姫」がお気に入り。特に「血で染めたドレス」は、元ネタのナイチンゲールを唖の少女とすることで、より残酷に、恋心の虚しさが伝わるようになっている。

  • タイトルの通り、ほとんどが残酷で
    バッドエンドで後味が悪い“童話”たち。

    それだけに、
    「どうせまた救いようのない終わり方
    なんだろう」という気持ちになる時も
    あったけれど、
    そこに辿り着くまでの過程に
    「うーんなるほど」と唸らされた。

    あとがきで作者が、それぞれの作品の
    モデルとなった童話を紹介しているので
    改めて原案との比較をしてみるのも
    面白いかもしれない。

    ただ、原案の内容を知らなくても
    童話として充分に楽しめる短編集である。

    「大人のための」とあるように
    アダルティな表現やグロテスクな表現も
    含まれるため、個人的には
    成人した大人の方々におすすめする。

  • 童話の大人向けパロ。
    なかには元の話とは全然違ってちょっと面白いのもあった。

  • 2016年、5冊目は『大人のための怪奇掌編』以来、久々の倉橋由美子。

    古今東西、様々な童話や神話等を下敷きとした、掌編を26編収録。

    一言で言い表すなら、「しれっと、エロ・グロ・ナンセンス」。だが、このナンセンスは実に、機微に富むモノだと言うのが、一つの魅力。そして、エロティック、ブラック等々を受け入れられる大人向け。

    また、柄澤齊の木版画の表紙&挿し絵が実に素晴らしい。

    掌編というのを割り引いても、個人的に「コレ!」といえるモノがなかったのが、評価が伸び悩んだポイント。

  • 全く良さが分からない、つまらなかった

  • 無邪気に読みましょう。
    なんだかたのしい

    島田雅彦さんの解説がとてもすきです

  • 2015新潮文庫の100冊

    読みやすく、頭の整理ができた。
    10年後再読リマインダーセット済み

  • 世界中の名作童話の元来の残酷さを作者風に味付け、料理された短編集。奇妙な味のこの作品群には人間の邪悪な意思や卑猥な欲望が露骨に焙りだされているとの触れ込みだが、果たしてそこまでか。中毒性のない荒唐無稽なストーリー展開、心理描写が削ぎ落とされたキャラクターの意味不明な言動の中に少なくともそのようなものの断片でも見出されてくれれば良かったのだけれど。

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