大人のための残酷童話 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 879
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101113166

感想・レビュー・書評

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  • 古今東西さまざまな物語をベースにしていて、なかなか面白い。教訓らしからぬ教訓もまた良い(笑)お世辞にも「楽しい童話」とは言えないが、これもまた童話の一つのたのしみ方だと思います。

  • 2019.4.17-212

  • 2018年12月30日読了

  • 往来堂書店『昭和の作家再発見 女流編』の中から買った一冊。
    ギリシア神話、白雪姫、人魚姫から、浦島太郎、一寸法師まで古今東西の名作童話を
    "換骨奪胎したり煮詰めたりして作った"という一冊は、ときにエロく、ときにグロく、
    名作童話をこんな目に合わせていいのか、と思ってしまうほど見事に書き換えている。
    かなり強い毒性があって、だからこそ中毒性も高い。ハマる人はかなりハマるハズ。
    ワタシとしては、酒席のシモネタという使い方をしてみたい。

  • 楽しい読書でした。
    すべては倉橋由美子のあとがきと島田雅彦の解説にあります。

  • 各章の最後についている教訓が意味深げでおもしろかった。
    なんというか、むなしさや切なさを感じさせてくれる。

  • 有名な童話を元にした大人向けにパロディ。「人魚の涙」「白雪姫」「血で染めたドレス」「かぐや姫」がお気に入り。特に「血で染めたドレス」は、元ネタのナイチンゲールを唖の少女とすることで、より残酷に、恋心の虚しさが伝わるようになっている。

  • タイトルの通り、ほとんどが残酷で
    バッドエンドで後味が悪い“童話”たち。

    それだけに、
    「どうせまた救いようのない終わり方
    なんだろう」という気持ちになる時も
    あったけれど、
    そこに辿り着くまでの過程に
    「うーんなるほど」と唸らされた。

    あとがきで作者が、それぞれの作品の
    モデルとなった童話を紹介しているので
    改めて原案との比較をしてみるのも
    面白いかもしれない。

    ただ、原案の内容を知らなくても
    童話として充分に楽しめる短編集である。

    「大人のための」とあるように
    アダルティな表現やグロテスクな表現も
    含まれるため、個人的には
    成人した大人の方々におすすめする。

  • 童話の大人向けパロ。
    なかには元の話とは全然違ってちょっと面白いのもあった。

  • 2016年、5冊目は『大人のための怪奇掌編』以来、久々の倉橋由美子。

    古今東西、様々な童話や神話等を下敷きとした、掌編を26編収録。

    一言で言い表すなら、「しれっと、エロ・グロ・ナンセンス」。だが、このナンセンスは実に、機微に富むモノだと言うのが、一つの魅力。そして、エロティック、ブラック等々を受け入れられる大人向け。

    また、柄澤齊の木版画の表紙&挿し絵が実に素晴らしい。

    掌編というのを割り引いても、個人的に「コレ!」といえるモノがなかったのが、評価が伸び悩んだポイント。

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