鯨の絵巻 (新潮文庫)

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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101117287

感想・レビュー・書評

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  • 女房に逃げられた話が多い

  • 動物たちと男の物語。何かと女に捨てられる話が多いが、ストーリーがそっちに引っ張られずに淡々と濃密な展開なのがよいな。

  • 生物による生計

  • 最後の太地の伝統的鯨漁の漁師の生涯、ハブ獲り、紫の錦鯉生産に生涯を傾ける老人、ウシガエル獲りなど、孤独な人生を、生き物相手の生業で過ごしていく肖像。ハードボイルドかな。

  • 全編に亘り、静謐な情念と孤影が行き渡っている。これだけの深さの作品。なぜあの文学賞が取れずに終わったか、賞の価値がそれだけのものでしかなかったということか。

  • 2012.5.27(日)¥200。
    2012.7.7(土)。

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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