桜田門外ノ変〈下〉 (新潮文庫)

著者 : 吉村昭
  • 新潮社 (1995年3月29日発売)
3.87
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  • レビュー :41
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101117348

桜田門外ノ変〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ・井伊大老の初傷はピストルによる貫通銃創。
    ・襲撃時間は約3分程度。
    ・実際の斬り合いは剣術によるスマートなものは全くなく、泥臭い鍔元による押し合いで指、耳、鼻が斬られるケースが多く、襲撃後の現場にはそれらが散乱していた。
    ・幕府による逃亡者の逮捕捕獲技術の高さ。

  • ついに井伊直弼を打ち取りに。関鉄之介を含む17名の水戸藩士+薩摩藩士組は、使命を果たした後、どうなったのか。下巻はその顛末を含め、桜田門外の変が世に与えた影響まで含めて描かれている。

  • H29.5.8‐H29.5.24

  • 熊嵐とか漂流とか、以前に読んだ作品の方が、より好きでした。もちろん、これがつまらないってことではなく。先日読んだ「四十七人の刺客」でも感じたことだけど、比較的史実に忠実に則って、かつマイナーな登場人物もかなり網羅してっていう風だと、免疫がないとどうしてもとっつきづらさを感じてしまいます。まあ素養のなさがそもそもの問題なんだけど、入門編としては最適ではない、っていうくらいの意味です。桜田門外の変は歴史の教科書で読んだくらい、ってレベルだと、なかなかついていくのが大変でした。ただ、事変がメインなんだけどクライマックスではなく、その後日談がかなりの紙面を使って書き込まれているのは読み応え大でした。むしろその部分こそ、個人的には一番楽しめたところかも。

  • 忠臣蔵については、周到な準備があった経緯がよく知られている。桜田門外の変については、あまり知られていないと思う。この小説を読んで、経緯がよくわかった。毎度ながら、作者の調査の深さに驚く。

  • 吉村昭氏の書き方の物悲しさはなんだろう。
    高野長英、この本の主人公関鉄之助然りあまりにも切ない。
    しかし、世に無名の人が歴史を動かした張本人であったことを、ひしひしと感じさせるその綿密な調査のあとにはただ脱帽である。
    世の中を変化させているのは、歴史的功績からすれば極一部の人かも知れない。
    しかし、世の中を維持させる役割は、歴史にも残らない一般人である。
    我々は、ついつい目立つ人々に目を囚われがちだが、世の中には数多の民がいて、それらは互いに支え合って生きている。
    良いことも、悪いことも、その時の情勢で刻一刻と変化する。
    ただ、世話になった人にお返しをしようという気持ちは、そう簡単には変化しない。

    歴史の転換点では、その人間同士の温もりが、様々な大事件を起こすきっかけとなる。
    吉村昭さんの筆蹟を辿ることは、人間とは何かを訪ねる旅である。
    私は、最近そんなことを思っている。

  • 長い

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  • 背景は面白いが一人の人間に固執した為か、面白さが半減。

  • 井伊大老暗殺決行。
    いざ命のやりとりになると、道場稽古がまったく役に立たないあたり、二百六十年の泰平をむさぼった侍の体たらくといったら。
    その割に自刃の仕方だけは堂に入ってるのがよくわからない。

    追われる身となった暗殺実行者たちの多くが、郷里の水戸に戻ろうとしていたのが印象的だった。
    単に、自分の味方が多いと思っていたからなのか、それともやはりふるさとに帰りたいと思うのだろうか。

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