秘祭 (新潮文庫)

著者 : 石原慎太郎
  • 新潮社 (1988年7月発売)
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101119083

秘祭 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 離島の閉鎖性の怖さを描いた一冊。
    本土から来た人が感じる離島の人々の特性が、誇張され濃縮されているが、リアルに描かれ、一気に読んでしまった。おもしろかった!

  • 横溝正史の「獄門島」を読んだときに、島継がりでオススメされた一冊。石原慎太郎と言えば、「太陽の季節」に代表されるやりたい放題小説が有名で、この「秘祭」も現代日本の社会常識から切り離された南海の孤島を舞台にしたsex & violence。

    祭のシーンの前半くらいまでは、6家族 17人が暮らすだけの閉鎖的な島社会が持つ一種独自の恐ろしさみたいなものが描かれていて面白かったのだが、祭の後半くらいから描写が凡庸になり、尻すぼみ。ラストも、最初の数ページを読んだときに、「あー、これで収束するんだろーなー」という伏線通りに収束してしまい、予定調和と言えば予定調和なのだが、読後感は今一。

  • これはかなりの秀作。八重山諸島の新城島をモデルに、外部の者は決して見てはならないとされる豊年祭の秘密に触れてしまった開発企業社員の運命を描く。まるで実際に見に行ったかのような写実的な描写。さらに小説の全体構成がお手本のように上手いんよ。素晴らしいの一言。

  • 舞台はおそらく八重山の小さな島。
    島の者以外にはけして見せない祭りに象徴される閉鎖的な空気。
    青い海とふりそそぐ光からは連想できないような濃密な社会。
    人によってはこれを読んだら南の孤島が嫌いになるかもしれません。
    映画も見たけど、田村高廣の演技が怖かった。

  • 情景描写がまわりくどくて一瞬意識が離れる事が数回。
    怖くてでも読み進めてしまうという感じで最後までひっぱられた。割と考えさせるものがあるかもしれない。

  • 読み進めるうちに、じわじわとした不気味さと恐ろしさを感じる。怖いのは外部か内部か。

  • いつの時代になっても、どこかしらで存在する閉塞された空間というものがあって、長く安定した生活をしていると、忘れてしまうのですけれど、本書を読んで、ふと不安になったりします、世の中にはミステリアスな部分がもっとあるのではないかと。

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