立ち盡す明日 (新潮文庫 草 120-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101120034

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  • 現代に生きる人間の孤独、空虚。

  • 表題は「立ち盡す明日」です。
    (1975.06.18読了)(1975.05.31購入)
    *解説目録より*
    一流銀行の調査室員左室孝策の家に同居する妻の従妹由希子は、ふとした出来事から孝策に愛を感じるようになった。それは稚い愛ではあったものの、十分に家庭崩壊の危機をはらんでいた……。知識人の胸の奥に巣くう虚無の思いと痛みやすい孤独な心、そしてそれゆえの愛の挫折を明晰な文体で描く長編小説。

    ☆関連図書(既読)
    「贈る言葉」柴田翔著、新潮文庫、1971.05.25
    「されどわれらが日々」柴田翔著、文春文庫、1974.06.25
    「鳥の影」柴田翔著、新潮文庫、1974.11.26

  • 当時はこういう不倫ものが流行ってたのかな。

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著者プロフィール

作家、ドイツ文学研究者。
1935(昭和10)年1月 東京生まれ。
武蔵高校から東京大学へ進学、工学部から転じて独文科卒。
1960(昭和35)年 東京大学大学院独文科修士修了、同大文学部助手。
1961(昭和36)年「親和力研究」で日本ゲーテ協会ゲーテ賞。
 翌年より2年間、西ドイツ・フランクフルト大より奨学金を得て、留学。
1964(昭和39)年『されどわれらが日々─』で第51回芥川賞。
 東大助手を辞し、西ベルリンなどに滞在。帰国後、都立大講師、助教授を経て
1969(昭和44)年4月 東京大学文学部助教授、のち教授。文学部長を務める。
1994(平成6)年3月 定年退官、名誉教授。4月、共立女子大学文芸学部教授。
2004(平成16)年3月 同上定年退職。

「2019年 『〈改訂増補版〉詩に映るゲーテの生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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