第四間氷期 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1381
レビュー : 143
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101121055

作品紹介・あらすじ

現在にとって未来とは何か?文明の行きつく先にあらわれる未来は天国か地獄か?万能の電子頭脳に平凡な中年男の未来を予言させようとしたことに端を発して事態は急転直下、つぎつぎと意外な方向へ展開してゆき、やがて機械は人類の苛酷な未来を語りだすのであった…。薔薇色の未来を盲信して現在に安住しているものを痛烈に告発し、衝撃へと投げやる異色のSF長編。

感想・レビュー・書評

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  • 今の日本に当てはめると、水棲人類は移民問題につながるのかな、などと考えながら。

  • 安部公房はストーリーが、何でそうなったん?ってくらい大幅な跳躍をするから面白い。

    絶対におかしな事になっているのに、主人公に知識があるから物理的に考えて納得してしまうし、
    今回も自由な思考だなぁ〜〜と作者に感心しながら、ツッコミながら読み進んでいった。

    シュールで少しグロテスクで面白かった。

  • 胎児ブローカー

  • 安部公房(1924/03/07-1993/01/22)による、未来をテーマにしたSF小説。

    雑誌「世界」(岩波書店)で1958年7月号から1959年3月号まで連載。1958/07/05に講談社から単行本化。

  • なぜか近所の本屋で平積みされていた。

    作者は劇作家でもある。舞台、背景がカチッと決まった中でストーリーが展開する感覚がする。筋書きは乱暴な気がするが、あくまで主題が目玉。

    昭和30年代前半の作品であるが、予言機械・人類改造とSF的主題は当時からあまり変わらない。カオス理論のせいか予言機械の方は流行らなくなったかもしれないが。

  • wired・科学と創作・5位

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    【要約】


    【ノート】
    (wired)
    科学的思考を文学の領域で実践した、世界的作家の問題作。「予言機械」によって予知された人間の未来をめぐる不気味な物語。その怖さは今読んでも変わらない。

    ◆ユーザーからのコメント
    豚肉のおさしみ/これが入ってるとは!/科学技術と人間の関わり方が問われているいまだからこそ、面白く読めるはず/久々に読みたくなった。この世界観はすごい/安部公房の代表に『第四間氷期』とはマニアックなので投票しました!/安部公房、懐かしい! 中高生のころ、ハマってた/読書は安部公房の作品だけ、という人生でもいいと思っています

  • 学生H、「まさかの未来にヒヤッとしつつ、海中の描写に涼みつつ、次の氷河期に思いをはせましょう」

  • 中学の理科の先生が、人間の胎児の成長が生物進化をなぞっている件で、この本の話を説明してました。

  • 難しすぎてよくわからなかった。
    なぜ、予言機械が死体を喋らせることができるのかという理屈も私には理解できず、<私>が私を殺すという、決まった未来へのカウントダウンも理解できたなら面白いんだろうなーと残念に思いながら。。。

  • 生物学や科学やなんだかんだの専門的知識は持ち合わせてないけれど、それでも書かれている内容は理解できるしスリルと隣り合わせのストーリーには引き込まれる一方。

    唯一理解できないのは、これが約60年も前に書かれた小説だという一点のみ。代表作しか読んだことなかったけれど、安部公房って凄すぎじゃない?

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著者プロフィール

安部公房(あべ こうぼう)
1924年3月7日 - 1993年1月22日
東京府北豊島郡滝野川町生まれ、満洲で少年期を過ごした。
1948年『終りし道の標べに』(「粘土塀」)により単行本デビュー。1951年「壁 - S・カルマ氏の犯罪」で芥川賞を受賞。その後は劇作も手がけた。1958年「幽霊はここにいる」で岸田演劇賞、1963年『砂の女』で読売文学賞、1967年『友達』で谷崎潤一郎賞、1975年「緑色のストッキング」で読売文学賞をそれぞれ受賞。他、受賞作多数。国内外に大きな影響を及ぼしており、ノーベル文学賞の候補者としても名前が挙がっていた。
主な代表作として『壁』『砂の女』『他人の顔』『箱男』など。

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