友達・棒になった男 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101121192

感想・レビュー・書評

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  • 本人が亡くなって20年経った今になって、すっかり安部公房ワールドのファンになってしまった。
    氏の文章はあらゆるものに対して「なんかみんな常識、常識って言ってるけど、それ、ほんと?」という疑問を投げかけるような内容のものが多いのですが、ここではおよそ物語と名の付くものが持ちがちな人情至上主義に対して同じ疑問を投げかけている(ように見えた)。親切心とか、人は一人でいてはいけないとか、忠義とか。
    で、普通の作家がそういう事を描こうとすると、とかく不良や犯罪者といったアウトサイダーな人物に乱暴を働かせながらこれ見よがしに言う、という形になりがちですが、安部公房の場合、至って普通とされる人が異常な状況に巻き込まれてだんだん常識に疑問を持つ、となるパターンが多い。だから身につまされるのかな…。

  • 安部公房の戯曲。
    表題作、冒頭の『友達』は、とっても苦手な話でした。
    ずけずけと知らない人に立ち入れられるっての、物凄く神経に障るんです。
    結局萎えたまま読了。。。

  • 戯曲だと知らずに借りてしまった…
    どうやら私には戯曲は合わないみたい…

著者プロフィール

安部公房(あべ こうぼう)
1924年3月7日 - 1993年1月22日
東京府北豊島郡滝野川町生まれ、満洲で少年期を過ごした。
1948年『終りし道の標べに』(「粘土塀」)により単行本デビュー。1951年「壁 - S・カルマ氏の犯罪」で芥川賞を受賞。その後は劇作も手がけた。1958年「幽霊はここにいる」で岸田演劇賞、1963年『砂の女』で読売文学賞、1967年『友達』で谷崎潤一郎賞、1975年「緑色のストッキング」で読売文学賞をそれぞれ受賞。他、受賞作多数。国内外に大きな影響を及ぼしており、ノーベル文学賞の候補者としても名前が挙がっていた。
主な代表作として『壁』『砂の女』『他人の顔』『箱男』など。

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