チンネの裁き 消えたシュプール (新潮文庫 に 2-6)

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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101122069

感想・レビュー・書評

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  • 2018/2/28 Amazonより637円でDL購入。
    2018/3/1〜3/7

    「チンネの裁き」、「錆びたピッケル」、「新雪なだれ」、「消えたシュプール」の4編からなる短編集。山男に悪者はいない、という定説を覆した、ということで評価が高いようだが、今となってはそれほど目新しいものではない。が、エンタメとして山の描写など十分楽しめた。

  • 山男に悪人はいないなんてほんとに信じられていたんだろうか。

  • 読みづらい。
    古い本だから仕方ないか。

  • 短編集
    登山をかじる身なので読破できたが、ミステリー好きな人には物足りない内容ではないでしょうか。

    チンネの裁き…山男に悪人がいるか?をベースにした点は興味がわいたが、ダラダラしたストーリ展開に途中であきる。
    (2.5点)
    新雪なだれ…冬の富士山の描写は流石。雪崩のメカニズムが興味深い。

  • 新境地の山岳ミステリー

     長編+短編×3の山岳ミステリーだ。

     どれも不思議とできがよい。新田次郎作品ではないような気さえする。

     ミステリーとすればできすぎの設定が白々しいのだが、それなりに楽しめる作品だ。

     特に長編の「チンネの裁き」は3章にわたり、関係者が次々に死んでいく様が描かれている。女性に恨みがあるわけではないだろうが、どれも理由は女性が絡んでいるのが不思議。

     同じトーンで「錆びたピッケル」が続く。あっと驚く結末は新田次郎らしくないといえなくもないが、なかなかおもしろい。

     「新雪なだれ」「消えたシュプール」は動機や結末が練り切れていないのでイマイチ。

     いずれも登場人物が極限まで絞られているので、非情にわかりやすい。読者をだますことを考えていないミステリーだから読みやすい。

     それでも、最初の2編はミステリーとしても十分おもしろい。ともに女性がキーワードのようなので、次も女性が出てくる新田次郎作品を読んでみよう。

     脱線するが、先の「人は見た目が9割」にも載っていたが、相手をまっすぐに見つめる女性は男性から誤解されやすいらしい。男性はまっすぐに見つめられることに弱いらしい。この辺は今回の新田次郎作品にも記載されている。

     男が男をまっすぐに見るということは、戦いをイメージするからなんだろうかと私は思う。目は口ほどにものをいうということか。

     作品リストは以下の通り。

    チンネの裁き
    錆びたピッケル
    新雪なだれ
    消えたシュプール

  • 新田次郎の短編集

    推理小説、サスペンス仕立ての短編です。
    それぞれが、あっと驚く結末で楽しめます。
    個人的には、『消えたシュプール』が好きだ。

    収録作
    『チンネの裁き』
    『錆びたピッケル』
    『新雪なだれ』
    『消えたシュプール』

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著者プロフィール

新田 次郎(にった じろう)
1912年6月6日 - 1980年2月15日
長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)生まれの日本の小説家、気象学者。本名は藤原 寛人(ふじわら ひろと)。電機学校(現:東京電機大学)卒業。次男に研究者・作家の藤原正彦。
終戦後で生活が困窮しているところ、作家である妻の兩角(もろすみ)ていの刊行した『流れる星は生きている』がベストセラーになったことから作家を志し、執筆活動を兼業する。
1956年『強力伝』で第34回直木三十五賞受賞。1966年に専業作家。1974年に吉川英治文学賞、1979年に紫綬褒章。
気象職員としても富士山気象レーダー建設という大きな業績で名を残しており、退職時には気象庁から繰り返し強い慰留を受けた逸話が残る。

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