栄光の岩壁(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.92
  • (42)
  • (53)
  • (47)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 444
感想 : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101122090

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かったが、山登りの専門用語が多く分からない所も多かった

  • 冬季岩壁を登るだけでも凄いが、足の無い足でチャレンジする事が凄い。しかも、トップクラスのクライマーである意思の強さには感服

  • この小説のモデルとなったのは芳野満彦さんだ。高校の頃の登山で凍傷により両足の指を失いながらも、山を目指した人であり、小説の中では、逆説的に両足の指がなくなったからこそ、山を登り続けたのだとも評している。
    そのことを考えると、主人公が凍傷を負い、その逆境から立ち上がることができたのは、小林医師という軍医上がりの人からいわれた次の言葉だと思う。
    この小説においては、この言葉からはじまっているともいえる。
    「寝ていたのでは一生かかってもそのままだ。まず立つことの練習を始めねばならない。靴下を幾枚も重ねて履き、大きな靴を履いて、天井からつりおろしたロープにすがって立つ練習からはじめるのだ。足に重みがかかると足が痛む。出血する。出血してもなんでも、それをやるのだ、そのうち出血も少なくなり、重心の取り方も自然に覚えてくる。新しい足が、君のその足の中から出てくるのだ」
    そして、主人公は、マッターホルンと言う山の北壁の日本人初登攀を成し遂げる。
    全2巻

  • 思ってたより面白い。詳しくは下巻で。

  • 最後にマッターホルン登頂に成功するが上下2巻は長すぎる感あり。1巻に纏めればよかったかも。しかし力作には間違いなし。

  • 岳彦の熱意とかは好き。でもちょっと控えめに言ってもおばかすぎない?笑 
    そこに山があるから登る。少年を山によびこんだ青年の正体が気になる…。文章は端的で読みやすいが、その淡泊さに若干マンネリしてきた感もあるので早く読んでしまおう。

  • 前半、死亡事故ばかりで読むのがつらい。。しばらくよいかな、新田次郎。「雪山でビバークに比べたら、布団があるだけ幸せだ」と育児の辛さを紛らわせられたけど。

  • 主人公の実生活のヘタレぶりに、イライラしてもーた。
    人物描写が緻密なんで、読んでて飽きない。

  • 一気に読んでしまいました。
    主人公竹井岳彦の「山に行きたい、山に生きたい」という思いを止めることができない心理に共感しました。
    悪い友人に何度も騙されるのには、読んでいて、辛くなって来ます。
    この小説に、この悪者の存在がなければいいのに、と思ってしまう程。
    今後、話の展開がどうなるか、楽しみです。
    できれば、遭難でなく、ハッピーエンドであって欲しいです。

  • この人の事は実は知らなくて、アイガーとかの山写真を富士フィルムの写真展へ観に行く機会があり、興味を持ち読んでみました。正直用語が多く、すべてを理解したとは言いがたいのですが、光景が自分なりに思い浮かぶようでした。(写真展に行ったというのもあるけど)
    主人公は「塩狩峠」にも近しいのですが、なんらかしらの葛藤とコンプレックスを持っています。その中で自分の中にある説明つかない「何か」を追い求めます。
     ※なのでその目的のためか途中、毎回悪いことする知り合いが出てくるのですが簡単にだまされちゃいますwww
    ストーリー的には八ヶ岳で遭難し両足先の大半を失った主人公がクライマーとして成長する・・という話なのですが、戦後からの復興のさなかでの描写も日本の変遷がわかって面白いです

全40件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

新田次郎
一九一二年、長野県上諏訪生まれ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。五六年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、七四年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。八〇年、死去。その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

「2022年 『まぼろしの軍師 新田次郎歴史短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新田次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×