アイガー北壁・気象遭難 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101122151

感想・レビュー・書評

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  • 短編小説ということを分からず買ってしまった。
    のめり込むほど深く感情移入できないので、あっさり山岳小説が読みたい人は手頃な一冊だろう。
    アイガー北壁は、著者の別作品”栄光の岩壁”のその後といった感じの作品だ。今回の小説では、実名で記されている。

  • イモトのアイガー登頂で思い出して読んでみた。どれもけっこ淡々とした印象

  • 中学の林間学校の前にいわば「山での失敗事例集」として読まされた本.特に深刻な状況を招いているものには直接の引き金となっている原因があるものの,そこに至る過程で他の要素が間接的に絡んでいるため,どこか一つの要素についてのみに注意の対象がとらわれていると,却ってそれが事故の危険性を増大させる,ということを痛感させられる.

  • 山と気象に関する物語

  • 遭難したらむやみに動き回ると死ぬんだなあ…と。

  • 登山にまつわる短編集。絶壁、孤独、極寒。山はなにかとドラマになる。色恋沙汰ですら崇高だ。読み応えがあるのはやはり遭難物で、冬山が多い。透いた空と白銀とドス黒い岩壁の美しいコントラストは、スキー場のゲレンデから眺めるに限るなぁと改めて。。。

  • ・一番印象に残ってるのは最後のカルイサワの話。デニムで厳冬期富士に挑戦して遭難者が出る21世紀となんにも変わらんのね。新田次郎のアルプスをネタにした短編はなんとなく苦手。似合ってない感じがする。

  • 私は先日ユーグフラウヨッホに行きました。そこでアイガーも見ました。広大な景色、空気、自然、全てを無にしてくれるような感覚さえしました。

    アイガーは南側からみたので北壁は写真でしか見てないですが、あの壁を登るのは不可能としか思えない。だからこの本を読んでみました。
    山岳登頂の本は長編で書くのは難しいから短編集でちょうど良いと思ったのですが、意外にも淡白な書き方でしたので少し拍子抜けしちゃいましたね。それぞれ短いのですぐ読めます。
    ただ、いかに登頂が難しいか何故ベテランですら滑落してしまうのか…どうにもこうにも不可抗力で飛ばされてしまう。風、寒気、体調、運、全てが良くないと登頂はできないのですね。私には耐えられないので、こういったチャレンジをする人は本当に素晴らしいと思う。今旬な人は栗城さんかな?彼はビデオとりながらだから凄いよ。
    何故何回も困難な山に挑戦するのか…それは登頂した人にしかわからないものだと思います。
    私はやろうとも思いません(笑)心折れるし、耐えられないので…。

  • 山における「遭難」を軸にした短編集。
    とりつかれて跳んでしまう人の心と、生体としての限界という現実が、地球の突起の懐で一幕の劇を紡ぎ出す、遭難という悲劇。そして時に喜劇。
    哀しみを突き放すような記録然とした表現が、返って読み手の中に物語の種火を投じます。
    間に挟まった旅行記的な数編が、息をつめて繰るページの中にも趣の異なるひと息をつかせ、編集構成の妙味も。

  • 新田次郎さんの些細な感情の動きを表現する短い言葉が好き。
    勝気な女性に対峙している男性の気持ちなんか特に。

    テント場で独り静かに読んでると明朝の山行に森厳な気持ちで挑もうという気分にさせてくれる。パッキングに余裕があればまた山に持って行きたいな~

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著者プロフィール

新田 次郎(にった じろう)
1912年6月6日 - 1980年2月15日
長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)生まれの日本の小説家、気象学者。本名は藤原 寛人(ふじわら ひろと)。電機学校(現:東京電機大学)卒業。次男に研究者・作家の藤原正彦。
終戦後で生活が困窮しているところ、作家である妻の兩角(もろすみ)ていの刊行した『流れる星は生きている』がベストセラーになったことから作家を志し、執筆活動を兼業する。
1956年『強力伝』で第34回直木三十五賞受賞。1966年に専業作家。1974年に吉川英治文学賞、1979年に紫綬褒章。
気象職員としても富士山気象レーダー建設という大きな業績で名を残しており、退職時には気象庁から繰り返し強い慰留を受けた逸話が残る。

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