氷原・非情のブリザード

  • 新潮社 (1980年4月1日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101122205

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  • 今度は南極テーマの短編集

     「アイガー北壁・気象遭難」に続く短編集。

     約400頁で9編だから、今度は少し長めの作品集。

     昭和35年昭和基地での遭難事故も驚きだが、なによりもイタイイタイ病の発見に関する「神通川」が最高だった。

     山の話はあまりない。しかし、新田次郎節はそのままだ。おもしろかった。

     作品リストは以下の通り。

    氷原
    非情のブリザード
    虹の人
    神通川
    火山群
    三つの石の物語
    風の墓場
    春紫苑物語
    高原の憂鬱

  • 木造帆船で南緯八十度を越えた白瀬隊長の英雄物語「氷原」、昭和基地遭難の悲劇「非情のブリザード」など、自然に挑む人間像9編。

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著者プロフィール

新田 次郎(にった・じろう):1912-80年。長野県上諏訪生まれ。旧制諏訪中学校、無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、1932年、中央気象台(現気象庁)に入庁。1935年、電機学校卒業。富士山気象レーダー(1965年運用開始)の建設責任者を務めたことで知られる。1956年『強力伝』で、第34回直木賞受賞。1974年、『武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して吉川英治文学賞受賞。

「2024年 『火の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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