新田義貞 (上巻) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (3)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101122229

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 鎌倉幕府を終わらせた男のおはなし。(上巻)
    源氏の開いた鎌倉幕府は、源氏の嫡流の者たちによって幕を下ろされる。中世は本当にややこしい。
    上巻ではまだ新田義貞は形を潜めている。次巻から大暴れしてくれるかな。期待。

    鎌倉幕府ってのは源氏が開いたのに、すぐに北条氏に頭がすげ変わる。そこがまず面白い。
    いつの間にか武士集団も腐敗した貴族と同じ道を歩み始め、「この腐りきった世の中をなんとかせねば…」というものが現れる。

    結局、いつの世も腐った部分はある。それを誰かが、表立ったり、裏側工作だったりして、削り取っていく。そういうもんなんだろう。と改めて思う。

    とはいえ、いくら幕府が腐っていても、替わるのがまた天皇家では、どっち道腐っているというのが、この時代の悲しいところかな。
    戦国時代はよ。


    よく、天皇家とか貴族には手を出せないという表現がでてきたが、本当に神様だったんだなと改めて思う。
    今の世ではリアリティなくて、共感できない。本当、昔の人たちってどうなっていたんだろう。不思議。


    ___
    p82 秋人(秋になったらいろんな商品を市に持ってくる人のこと。のちの世のあきんど)

  • 長年、足利尊氏にいいところ持って行かれっぱなしだった上州の武者、新田義貞を主人公に据えた長編。
    生来のお人よしが、功を奏すよりは足を引っ張っているのが泣けます。
    鎌倉末期の時代背景なども見所です。
    徳川の源流ということで、押さえておくのもいいかもしれません。

  • 全2巻。

    太平記だとダメ人間。
    新田義貞。
    結構漢です。
    これでは。

  • 削除

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

新田 次郎(にった じろう)
1912年6月6日 - 1980年2月15日
長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)生まれの日本の小説家、気象学者。本名は藤原 寛人(ふじわら ひろと)。電機学校(現:東京電機大学)卒業。次男に研究者・作家の藤原正彦。
終戦後で生活が困窮しているところ、作家である妻の兩角(もろすみ)ていの刊行した『流れる星は生きている』がベストセラーになったことから作家を志し、執筆活動を兼業する。
1956年『強力伝』で第34回直木三十五賞受賞。1966年に専業作家。1974年に吉川英治文学賞、1979年に紫綬褒章。
気象職員としても富士山気象レーダー建設という大きな業績で名を残しており、退職時には気象庁から繰り返し強い慰留を受けた逸話が残る。

新田次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
司馬 遼太郎
司馬 遼太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする