きびだんご侍 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1988年9月1日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101122274

感想・レビュー・書評

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  • 特に感想なし。普通の時代小説。

  • バラエティーに富んだ七編を収める時代小説短編集。
     豪雪に敗けた柴田勝家
     佐々成政の北アルプス越え
     黍団子侍
     凶年の梟雄
     明智光秀の母
     妖尼
     最後の叛乱 
    昭和63年の刊。

     久しぶりに面白い時代小説を読んだ。昔の小説なので
    現時点から見れば古びてしまった通説も使われているが、
    割り切って読めるので気にならない。
     柴田勝家、佐々成政、凶年の梟雄(毛利元就と陶晴賢)
    では、気候がスパイスとして使われており、新田次郎ら
    しさがあって面白い。
     表題作の黍団子侍は、川中島の戦いを舞台に小山田信茂
    の同心の寄子が主人公。実際の合戦はこうだったのかもと
    思わせる説得力がありおススメである。

  • 新田次郎氏の作品はいつもごつく、骨太に感じる。ハッピーエンドよりも、「自分だったらどうすべきだったか?」を考えさせられるような宿題を突きつけられるような思いになります。

  • 豪雪に敗けた柴田勝家:★★★
    佐々成政の北アルプス越え:★★★★
    黍団子侍:★★★
    凶年の梟雄:★★★
    明智光秀の母:★★★
    妖尼:★★★
    最後の叛乱:★★★★

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著者プロフィール

新田 次郎(にった・じろう):1912-80年。長野県上諏訪生まれ。旧制諏訪中学校、無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、1932年、中央気象台(現気象庁)に入庁。1935年、電機学校卒業。富士山気象レーダー(1965年運用開始)の建設責任者を務めたことで知られる。1956年『強力伝』で、第34回直木賞受賞。1974年、『武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して吉川英治文学賞受賞。

「2024年 『火の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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