- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101123004
作品紹介・あらすじ
信仰や神をテーマとした重厚な純文学作品を描く一方、「狐狸庵山人」として軽妙なエッセイを綴る。イタズラやホラ話を好み、「ホラ吹き遠藤」とも言われ、様々な顔を持つ。代表作『沈黙』から没後発見された「影に対して」まで。弱者に寄り添い続けた作家に迫る。代表作のジャンル別の紹介・くわしい評伝・作品をより楽しむためのコラムや読み物など、文豪の新たな魅力を発見できる作家案内。
感想・レビュー・書評
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遠藤周作 初心者の入門書。
[人間は弱い。だから美しい。]
タイトルに心を奪われて
つい手に取ってしまいました。
子供のころ母が、誰にいうともなくつぶやいた
「遠藤周作はくどいからなあ」と言った言葉が、
不思議なことに、
私の心にずっと引っかかっています。
そんなふうにして、彼の名前を
知ることとなったせいでしょうか
気にはなっているのに
読む気にはなれず、いまに至ります。
この本には代表作の[沈黙]など、
読むべき本が網羅されていて、
それぞれに解説が加えられています。
遠藤をよく知る人たちのコラムには、
彼の弱者に寄り添う憐れみ深い人柄が
色濃く語られてる。
母が残した言葉の謎を解くために、
まずは[沈黙]を読んでみます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「評伝 遠藤周作」が良かった。紆余曲折の人生を送り、キリスト教に受洗し帰依し頼りにするものができたと考えるが、全く違って満身創痍で作品を絞り出した印象を受けた。2023.8.21
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構想としては面白いが、読んでみると退屈だ。遠藤周作を読んだことのない人が読むとよい本
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