海と毒薬 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123028

感想・レビュー・書評

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  • 沈黙 戦争 死 贖罪
    考えさせられることは多く、
    読んでいてこんなに重い気持ちになった作品は後にも先にもきっとこれだけ。

  • 遠藤周作は、狐狸庵先生シリーズのエッセイはおもしろいのに、こういう小説は僕は嫌いです、というか、理解できません。信仰する神なき日本は人体実験をして、信仰する神ある欧米では人体実験はしないのか?果たしてそうでしょうか?僕は宗教を信仰したこともないし、別に興味もありませんが、宗教に触れたら人間を尊く見られるのか、といったら、何か違う気がします。現に宗教間で殺し合いをしていますからね。この作品はベストセラーらしいですが、日本人には信仰の経験が少ない民衆がほとんど。だから作品を通して作者が投げかける「言いたいこと」が分かったとしても、キリスト教がどうのこうのなんて、理解できるはずが無いと思います。

  • 日本人とはいかなる人間か、を追求する。主人公の「私」が途中からいなくなったり、昔から病院内で勢力争いがあったり、全体的に暗く平べったい感じがする。タイトルの海と毒薬の意味もわからない。ややストレスが残る内容だった。

著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

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