死海のほとり (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.77
  • (78)
  • (92)
  • (131)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 1008
感想 : 89
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123189

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 話の本筋覚えてないやー。
    だけど、キリストを特別な力を持った偉大な人物ではなく、他人に対するやさしさのあるごく普通の人間として描いていたのが良かった。

  • 鉄条網に夕陽がさすシーンがほんとに忘れられない

  • 文学部にいったキッカケ2。ゲッセマネのイェスの一文がいい。

  • 「巡礼」と「群像の一人」という小説が交互に入り乱れて登場し、それで1つの作品となっている。

    「群像の一人」での無力なイエス。
    「巡礼」での実はいつもそばにいるイエス。

    イエスを考える1冊。

  • 2007/2

  • 確かに読みづらく、進みにくい。だけどこれが遠藤先生の原点とも思える作品だと思った。この本を読む前に「沈黙」「深い河」更に数冊遠藤先生の著書を読んで頂きたい。この本には遠藤先生ご自身の苦悩が描かれている。この苦悩がこれまでの作品を書いてこられたのではないかと思う。

  •  遠藤周作のキリスト有名三部作と薦められて読みました。
     とにかくもう、切ない。やり切れないというか。
     愛だけを唱えて死んでいったイエスの姿を群像の人々の視点から描いた作品。それと、キリスト教を信じきれず、その真の姿を探しにエルサレムにやって来た小説家<私>の巡礼の旅が同時進行で描かれています。

  • それでも「泣ける小説」
    同伴者イエス が最も顕著にあらわれる作品。

  • 知人にどうしてもと進められて読んだ一冊。
    なんと行っても描写の素晴らしさに痺れました。私がイエスに抱いていたイメージが根元から変わってしまったような。
    若い人にこそ読んでもらいたい。

  • 人間って弱いんだなぁ・・・

全89件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠藤周作の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×