女の一生〈1部〉キクの場合 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123233

感想・レビュー・書評

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  • ヘブル書11章1節
    “信仰とは望みの事柄を確認し、まだ見ぬ事実を確信することである”

    キクはキリシタンではなかったけど、本当の信仰者だった。

    08/1/-

  • キリスト教弾圧時代、キリスト教信者を愛し、キリスト教に反発を覚えながらも聖母マリアに純粋な祈りをささげた一人の少女の物語。宗教に興味のない人でも、きっと、泣けると思います

  • 幕末から明治、長崎を舞台にした切支丹迫害の歴史。その中でひたむきな想いを貫いた女性キク。キリスト教が日本では異端であった時代。政治的な背景も含め、私達に生きるとは何か?神とは?考えさせられる作品である。

  • 構成物。なんだろ、ストーリーじゃなくて、歴史上でもっとも好きなシーンがあるから。

  • 大泣きしました。

  • 物語は1862年、長崎の街に司祭のプチジャンが訪れるところから始まる。「沈黙」の話から二百年余り経過しているが、根絶したと思われていた隠れキリシタンをプチジャンたちが見つけ、再び布教を始める。拷問に耐えながらも、キリスト教を棄教しなかった彼らの想いは、宗教や思想を身近に感じられない私にとって、理解しがたく読んでいて、泣いた。拷問に耐え死んでいった人たちを、生きている間に神は救わなかった。彼らは死してパライソの国に行くことができたのだろうか。  悪役として書かれていた、伊藤清左衛門に深く同情してしまった。「浦上四番崩れ」という幕末のキリシタン迫害を材料に書かれた作品。長崎の大浦大聖堂で、キクの見上げたマリア像をこの目で見たい。

  • キクみたいな生き方できないですよね。

  • <2部>サチコの場合と同じく、ぜひ読んでほしい本です。



    ・・・ちなみに私はサチコ派です。

  • 遠藤周作記念館に行く前、読みました。

  • キクのとても尊い愛。涙が出ない位哀しかった。でもここまで自分を犠牲に出来る人に出会えるって事は幸せなのかも・・なんてふっと思った。

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著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

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