人生の同伴者 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • 本 ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123325

感想・レビュー・書評

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  • 「キリストを発見するというのは人間関係の中で発見するわけです」と遠藤は述べるが、日本でキリスト教が「土着」しきれない要因は「母親教」という日本人の宗教?が強すぎるせいなのだろうか。
    遠藤はマリアとの類似性?に言及しているようにも思えるが、現状を鑑みれば所詮は両者は別物で「架橋」するのは困難であるということになるのかと。

  • 神様は供にいるということ。
    グローバル化とは根源的なことを考えるということ。

  • こんなに深く深く小説を読み込めるもんだなと感銘を受けた。鋭く切り込む佐藤さんもそれに応える遠藤さんも素晴らしい。
    「実になる読書というのは、そのなかに自分のもっているテーマを嗅ぎとることだろうとおもいます。」とあってそういう読書をしたいと思った。

  • 遠藤周作を読むすべてのファン必携の一冊

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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