十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 820
感想 : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123387

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが気になって、10頁は立ち読み。
    10頁読んで、私は、面白いと思ったから購入。11頁以降が面白く感じられないかもしれないっていう不安はあったけど(笑)、大切な事だと思う。

    この本では手紙だけど、メールでも同じ事。
    ただ、相手にどう自分らしく伝えて、"気持ちを"上手く伝えようとするか・・・
    まあ、それで時間がかかってしまうのは良くないなーと思う。

    でもやっぱり、心がこもっててる方がいい。
    手紙を書かない世の中だからこそ、こういうのは、ありだと思う。
    相手ありきのものだからね。

  • 面白いタイトル。はて、なぜこんなタイトルを?と思ったらこれは未発表作品らしい。そこで、印象的な出だしの一文がタイトルになったというわけか。

    遠藤周作の語り口が楽しめる一冊。書かれている手紙の書き方指南については、内容がちょっと時代を感じさせるもので例えが古く(美人女優の例えに香川京子とか有馬稲子とか言われてもわからん・・・)実践的かというとだいぶ疑問。私は実践的なことを学ぶよりも、近所に住んでいる頭のよくて本もたくさん読んでいるおっちゃんの話を聞きに行っている感じで終始楽しんだ。とは言うものの、なかなか普遍的な内容も多く、「ようなゲーム」についての記述もなかなか興味深かった。

    手紙は出す相手の身になって書く内容を考えること。単純なようで本当に難しい。自分もたぶんあんまりできてないような気がする。気をつけようと思うけど・・・

  • 遠藤周作の手紙の書き方指南。内容的に流石に現代では無理だと思うものもあるが、骨子は今も充分通用する。「ようなゲーム」、表現力を高める訓練としてとてもよさそう。

  • 気持ちを伝える手紙の書き方を、おもにラブレターの例で楽しく解説してくれている。今の時代、手紙を書くことは少ないが、デジタルで文を書くことは避けられない。またラブレターを書く年齢ではない人も、周りの人から共感してもらったり、好感を持ってもらいたいケースは多くある。そんな時に何をどう書けば相手に伝わるのか、この書はためになることを丁寧に教えてくれている。
    狐狸庵先生が小説や随筆を書くときに、いつも気にしていたポイントなんだろうと思う。

  • タイトルが長い!そして挑発的!
    長すぎて、逆にそれが目を引いて買ってしまいました。

    色々な場面においての手紙の書き方についてです。

    だいぶ昔に執筆された本のようで、今はあまりお目にかかることも少なくなった(…と思われる)ラブレターの書き方なども入っていますが、つづられ方にユーモアがあり、面白おかしく、でもフムフム、と納得してしまいます。
    なるほど、同じことを伝える内容でも、書き方ひとつで相手が受ける印象ってこんなにも違うのだなぁ。
    筆不精を克服した筆者のコツも書かれていますよ。

  • 相手の心を動かす手紙はどう書くのか、ユーモアを交えながら講義形式で説明する。手紙の書き方だけでなく、人付き合いでの普遍的な大切さが書かれていて、読んで肯くことばかりでした。

  •  心の込められた手紙を書くには『読む人の身になって』書くと良いが、【どのようにして】という部分を、例題を絡めて綴られている。
     手紙について2割、恋文に5割、お見舞い・お悔やみに2割、他1割といったバランスで、主にラブレターに関してだが、要領は他の内容でも使うことの出来るものだ。
     少し古い価値観も見られるが、家族へしっかりとした手紙を書きたいと考えていた身としては、概ね参考になった。

  • 手紙を出す際の極意。「読み人の身になって」「状況に応じて」認める。手紙やハガキが減った今でもメールの打ち方、タイミングに通じるものがある。2020.8.23


  • 友人に勧められて読了。

    前情報なく読み始めたら手紙の話が始まって、
    タイムスリップした気持ちに。

    「ようなゲーム」これはすごく参考になる!

    日本語の難しさ、面白さ、美しさを改めて感じられる本でした。こんなふうに使いこなせたらどんなに良いだろう。

    ほかの遠藤周作の本も読んでみようかな。

  • 10ページなんかあっという間に読んでしまうくらい面白かった。遠藤周作さんは名前しか聞いたことがなく読んだことがなかったが、こんなに面白いエッセイを書く人だとは知らなかった。

    手紙の書き方を教えてくれる本であるが、今でも通用する内容でとても参考になる。

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著者プロフィール

作家。1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。フランス留学を経て、1955年『白い人』で第33回芥川賞受賞。1958年『海と毒薬』で新潮社文学賞・毎日出版文化賞受賞。1966年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、1980年『侍』で野間文芸賞、1994年『深い河』で毎日芸術賞を受賞。1995年文化勲章を受章。1996年、73歳で永眠。

「2023年 『自分をどう愛するか<生活編>幸せの求め方 ~新装版~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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