戸川幸夫動物文学 1 (新潮文庫)

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  • 本 ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101125022

感想・レビュー・書評

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  • 昭和43年発行・昭和45年第5刷。30年前の本です。端末はおろか、中の方まで茶色く変色してます。もちろん絶版になってるでしょうね。
    中学時代夢中になって読んだ記憶があります。随分久しぶりに手に取ったと思ったら、なんだか読み覚えがあります。間で何度か読み直しているみたいです。
    どの短編もそれなりに面白いのですが、やはり印象に残ったのは”咬ませ犬”です。
    今はもうこんな動物虐待も無いのでしょうが、とても悲惨な話です。その悲惨な運命にもてあそばれながら、人間に反抗しない主人公のテツがかわいそうです。背景や、主題そのものも古臭い感じはしますが、今でも十分読める作品だと思います

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著者プロフィール

1912年、佐賀県生まれ。東京日日新聞社(現・毎日新聞社)に入社後、1955年に小説『高安犬物語』で直木賞を受賞。作家専業となり動物小説を次々と発表、「動物文学」をジャンルとして確立。多数の小説や児童文学作品を手掛ける。

「2018年 『新装合本 牙王物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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