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本 ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784101127170
感想・レビュー・書評
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《目次》
・「賢木」
・「花散里」
・「須磨」
・「明石」
・「澪標」
・「蓬生」
・「関屋」
・「絵合」
・「松風」
・「薄雲」
・「朝顔」
・『源氏物語』、ふたつの顔 石田衣良詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「いくらよいものだからと言っても、物の色には限りがあり、人の器量はたとえ悪くても、やはりなお奥底にあるものは別なのだから」(「玉鬘」より)
末摘花への返事で、「あなたのひとり寝に御同情いたします。」と返す鋭さにびっくり。
「胡蝶」で玉鬘に光源氏が言い寄る急展開、どうなっちゃうの??と続きが気になる。 -
あれれ、無邪気な少女だった紫の上の信頼を裏切って、無体にことを運んだ光源氏を、いつ紫の上は許したの?
紫の上が源氏の君を恨んだり、だまされていた自分を悲しんだりしている様子はえんえん描かれていたのに。紫の上が、養育者としてではなく夫として源氏を受け入れる気持ちに、いつなったのかわかりません。
しかもこれだけ紫の上の人生を蹂躙しながら、すぐに浮気をし、その上で「やきもちをやくのはいい女のすることではない」と年若い紫の上を教え諭すなど、傍ら痛いわ。
それが当時の高位の男性に許されていた常識だとしても、「ちゃんちゃらおかしく」思えます。この物語が英訳やら仏訳やらされて、世界の人々に認められる理由がわかりません・・・・・。 -
出版社/著者からの内容紹介
国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病にかかったが、その加持のために北山に出向き、「手に摘みていつしかも見む紫の根に通ひける野辺の若草」の少女に最愛の女藤壺の面影を見た源氏は、本邸に迎え取って養育する。
著者紹介
1900年愛知県生まれ。1923年國學院大学文学部卒業。國學院大学名誉教授。文学博士。主著『国語発達史大要』『国語史概説』『現代語の性格』『日葡辞書の研究』『徒然草-附現代語訳』『源氏物語-本文編-』(共編)外多数。1976年没。
円地文子訳『源氏物語』(レビュー前) -
ブーム継続
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2009 6/15
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須磨に流れ、親しい人たちを何人も亡くす巻。須磨での月日の流れが、マンガで読んでいたときよりよく分かった。意外とどんどん読める……
著者プロフィール
円地文子の作品





