源氏物語 3 (新潮文庫 え 2-18)

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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101127187

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  • 《目次》
    ・「乙女」
    ・「玉鬘」
    ・「初音」
    ・「胡蝶」
    ・「蛍」
    ・「常夏」
    ・「篝火」
    ・「野分」
    ・「行幸」
    ・「藤袴」
    ・「真木柱」
    ・「梅枝」
    ・「藤裏葉」

    ・ 源氏の作家・紫式部  山本淳子

  • 円地文子 訳 「 源氏物語 」平成3年刷 3/5 螢〜若菜

    恋慕の情→前世の因縁と本人の愛執→もののけ→混沌→出家(みそぎ)→生き直し(死による輪廻含む) な構成。

    歌=詠み手の心情→物語と人物像の理解を深める。特に 玉鬘十帖の歌は 見事な歌物語。若菜は 驚きの展開の連続〜まさかの六条御息所 登場〜かなりの混沌状態

    源氏と夕霧では恋慕パターンが違う?
    *源氏の恋慕=擬似母、正妻、養女
    *夕霧の恋慕=しつこい

    2巻 玉鬘〜3巻 真木柱 の玉鬘十帖
    *玉鬘=頭の中将(内大臣)と夕顔の子→源氏の養女
    *夕霧(源氏と葵上の子)が源氏と玉鬘を疑う
    *近江の君=トリックスター
    *螢〜声に出さぬ螢こそ 深い思いに燃えている
    *常夏〜撫子のとこなつかしき色
    *篝火〜篝火とともに燃える恋の心
    *野分〜吹き荒れる風に女郎花も私も萎れる
    *藤袴=蘭=ゆかりの花→同じ縁のつながる人への恋
    *真木柱→玉鬘と右大将の結婚〜真木の柱よ 私を忘れるな

    若菜上
    *女三宮(朱雀院の子)を 源氏の正室に
    *朧月夜と源氏が再び
    *明石の女御(東宮の妻)が出産
    *冷泉帝が東宮へ譲位
    *源氏と紫の上が明石へ

    若菜下
    *柏木(衛門の督)が女二宮と結婚→女三宮と密通→女三宮が懐妊→柏木 倒れる
    *紫の上 倒れる→六条御息所の死霊

    身分
    *朱雀院〜若菜で出家
    *冷泉帝〜源氏と藤壺の子→若菜で冷泉院に
    *源氏〜藤裏葉で准太上天皇へ
    *夕霧〜源氏と葵の上の子→藤裏葉で中納言に→若菜で大納言に
    *秋好中宮〜冷泉帝の妻→六条御息所の子、源氏の養女

  • 出版社/著者からの内容紹介
    国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病にかかったが、その加持のために北山に出向き、「手に摘みていつしかも見む紫の根に通ひける野辺の若草」の少女に最愛の女藤壺の面影を見た源氏は、本邸に迎え取って養育する。

    著者紹介
    1900年愛知県生まれ。1923年國學院大学文学部卒業。國學院大学名誉教授。文学博士。主著『国語発達史大要』『国語史概説』『現代語の性格』『日葡辞書の研究』『徒然草-附現代語訳』『源氏物語-本文編-』(共編)外多数。1976年没。

    円地文子訳『源氏物語』(レビュー前)

  • 玉鬘、夕霧あたりが話の中心になり、源氏の君が栄華を極める巻。個人的にはこの辺までが好きだなぁ。

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著者プロフィール

平安時代の作家、歌人。一条天皇の中宮、彰子に仕えながら、1007~1008年頃に『源氏物語』を完成されたとされる。他の作品として『紫式部日記』『紫式部集』などが残っている。

「2018年 『源氏物語 姫君、若紫の語るお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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