- 本 ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101127200
感想・レビュー・書評
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《目次》
・「匂宮」
・「紅梅」
・「竹河」
・「橋姫」
・「椎本」
・「総角」
・「早蕨」
・「宿木」
・ 紫式部の求めた「幸ひ」とは 酒井順子詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
円地文子 訳 「 源氏物語 」平成4年刷 5/5 早蕨〜夢浮橋
源氏物語の中で 興味深いのは 六条御息所と浮舟。この2人に共通するのは
*仏教(出家)と女性の関係性→龍神成仏→仏教の持つ女性蔑視への批判?
*物の怪、怨念の正体は何か→苦悩や愛執→大君の怨念
*エロスとタナトス(生と死)→浮舟の入水願望→出家=女性としての死=生まれ変わり
宇治十帖(大君、中の君)
*橋姫〜宇治の守り神、宇治=山里
*椎本〜八の宮の死
*総角〜大君の死、匂宮と中の君の結婚
*宿木〜匂宮と六の方の結婚、薫と女二宮の結婚
宇治十帖(浮舟)
*東屋(西の御方)〜薫と結ばれる→宇治へ
*浮舟〜匂宮と通じる
*手習〜出家
*夢浮橋〜薫との別れ
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全6巻
内容(「BOOK」データベースより)
「竹河」から「宿木」にいたる6篇を収める。いよいよ宇治十帖に入ったわけである。薫は自分の愛を斥けて淋しく死んだ八宮の姉姫君に対する慕情にさいなまれる。その思い出ゆえに妹姫君に思いをかけもした。そんな彼の前に一人の女性が現われた。浮舟である。
出版社/著者からの内容紹介
国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病にかかったが、その加持のために北山に出向き、「手に摘みていつしかも見む紫の根に通ひける野辺の若草」の少女に最愛の女藤壺の面影を見た源氏は、本邸に迎え取って養育する。
著者紹介
1900年愛知県生まれ。1923年國學院大学文学部卒業。國學院大学名誉教授。文学博士。主著『国語発達史大要』『国語史概説』『現代語の性格』『日葡辞書の研究』『徒然草-附現代語訳』『源氏物語-本文編-』(共編)外多数。1976年没。
円地文子訳『源氏物語』(レビュー前) -
全6巻まとめ買い。まだ読んでません。
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光源氏が亡くなったあとのお話。最初の3帖は周りの人々のその後。そしていよいよ宇治十帖。薫はやっぱダメですねぇ。夕霧とかなり似た感じ?
著者プロフィール
円地文子の作品





