源氏物語 新装版 (六) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年10月26日発売)
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本 ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784101127217

感想・レビュー・書評

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  • 《目次》
    ・「東屋」
    ・「浮舟」
    ・「蜻蛉」
    ・「手習」
    ・「夢浮橋」

    ・ 『円地文子訳源氏物語』の成立まで  竹西寛子
    ・ 千年紀、源氏に挑む  林真理子

  • 全6巻完結
    内容(「BOOK」データベースより)
    「東屋」から大尾「夢浮橋」の5篇を収める。薫の計らいで宇治に移り住む浮舟の面影を、匂宮は忘れることができなかった。物語は、浮舟と二人の男の愛のもつれをめぐって展開される。双方の競りあいの中で去就に迷う浮舟は、宇治川への入水と追いつめられてゆく。

    出版社/著者からの内容紹介
    国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病にかかったが、その加持のために北山に出向き、「手に摘みていつしかも見む紫の根に通ひける野辺の若草」の少女に最愛の女藤壺の面影を見た源氏は、本邸に迎え取って養育する。

    著者紹介
    1900年愛知県生まれ。1923年國學院大学文学部卒業。國學院大学名誉教授。文学博士。主著『国語発達史大要』『国語史概説』『現代語の性格』『日葡辞書の研究』『徒然草-附現代語訳』『源氏物語-本文編-』(共編)外多数。1976年没。

    円地文子訳『源氏物語』(レビュー前)

  • 全6巻まとめ買い。まだ読んでません。

  • ついに読み終わりました〜。1巻の感想を書いた日から考えるに、約1ヶ月半かかったのですね。でも、意外と短く感じました。
    宇治十帖は、なんか誰も幸せになれないのが悲しいですよね。特に誰が悪いという訳でもないのだけど、結局皆がかみ合わなくて、特に薫と浮舟が一度も幸せになれなかった感じなのが悲しい。

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著者プロフィール

円地文子

一九〇五(明治三十八)年東京生まれ。小説家、劇作家。国語学者・上田万年の次女。日本女子大附属高等女学校中退。豊かな古典の教養をもとに女性の執念や業を描いた。主な作品に『女坂』(野間文芸賞)、自伝的三部作『朱を奪うもの』『傷ある翼』『虹と修羅』(谷崎潤一郎賞)、『なまみこ物語』(女流文学賞)、『遊魂』(日本文学大賞)など。また『源氏物語』の現代語訳でも知られる。八五(昭和六十)年文化勲章受章。八六年没。

「2022年 『食卓のない家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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