地球はグラスのふちを回る (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101128078

感想・レビュー・書評

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  • 毎晩少しずつ、就寝前の寝酒代わりにとちびちび読み進めました。酒と料理と釣りと女を楽しみながら海外諸国を歩き回る著者の語り口はさっぱりと明朗、それでいて描写が生き生きとしており、特に酒と料理のパートが魅力的。読みながらその国の空気ごと味わうような心持ちがして、気軽に海外へ行けなくなったご時世だからこそ余計に魅力的に見える。知らない国で酒を飲みたいなあ。タイトルも良いですね。

  • 酒の話はこの人がするのが一番面白い。

    最高だ。さすがである。さすが。

  • 食べ物を求めた旅したくなる!

  • 開高健氏のエッセイ。
    世界的感覚、旅、落ち着き、昭和、濃密さ、をいつも提供してくれる開高氏。
    『旅は男の船であり、港である』、このエッセイがいちばん響いた。

  • 開高さんの食のエッセイ読んで、「アブサン」に憧れた。
    当時、何度も強いお酒でひっくりかえりながらも、この文庫を離さず帰宅したのは自分ながら感心している。
    でも、自宅には、同じ文庫が2冊ある。

    開高さんの文章は極上のお酒です。

  • 続いて開高健のエッセイ。特に旅行記が素晴らしく気に入った。

  • カクテルの夜。

  • ネパールに行く直前に成田空港第2ターミナルの売店で購入。
    以前から読みたいと思っていたがなかなか手に入らなかった。
    まさに旅で読む本。

著者プロフィール

開高 健(かいこう・たけし):1930年大阪に生まれる。大阪市立大を卒業後、洋酒会社宣伝部で時代の動向を的確にとらえた数々のコピーをつくる。かたわら創作を始め、「パニック」で注目を浴び、「裸の王様」で芥川賞受賞。ほかに「日本三文オペラ」「ロビンソンの末裔」など。ベトナムの戦場や、中国、東欧を精力的にルポ、行動する作家として知られた。1989年逝去。

「2024年 『新しい天体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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