対談 美酒について―人はなぜ酒を語るか (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 182
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101128122

感想・レビュー・書評

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  • 開高健の博識美(と呼びたい)、吉行御大の有識美、どちらにも酒以上に酔えるが、これを編集したライターの「文字の選び方の美しさ」にも大きな評価を差し上げたい。活字オタクにとって、どの漢字がひらがなにひらいているか、カタカナに直されているか、句読点の打ち方やほんの小さなため息、笑い声、しぐさ、改行、そんなものがその場の臨場感をいやがうえにもかきたてる。プロの読み物として、たぶん何度も読み返してしまうだろう対談集です。

  • タハッ、オモシロイ。般若湯の世界は奥深く、マテニーだの、トマトジュースにウォッカを混ぜるだの、現在なら、さして驚かないことでも、ふたりの舌にかかると深淵な世界に踏み込んだような新鮮な面持ちになる。
    遠藤周作も安岡章太郎もモームも読んでみようと思う。ふたりのしゃべりの感覚は、男らしく、とか、女らしく、とか、の時代のノスタルジーを感じさせる。
    アの付く刺激物よ、永遠なれ(笑)。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「アの付く刺激物よ、永遠なれ(笑)。」
      開高健と吉行淳之介の対談があったとは、、、読まなきゃ(飲まない私ですが)!
      「アの付く刺激物よ、永遠なれ(笑)。」
      開高健と吉行淳之介の対談があったとは、、、読まなきゃ(飲まない私ですが)!
      2014/06/09
    • たたよんさん
      ぜひご賞味あれ!
      ぜひご賞味あれ!
      2014/06/09
  • 酒の話、というテーマだけど半分以上は女の話。
    こんなおじさん達の話を盗み聞きしてみたい

    後ろの酒辞典が面白かった

  • 20171015読了
    1985年発行。グルメ、というキーワードでくくっているだけで、実はあんまりよく知らない作家さん2人。3回に分けての対談。戦後の話がリアル。男どうしならではの話題も・・・。最終の第三夜になって、ラストだからちょっと真面目に対談しようか、という雰囲気を感じる(笑)

  • 新書文庫

  • 吉行淳之介VS開高健 の「美酒について」。

    ユーモアと知性、そしてお色気ありの
    まさに芳醇な香りと味わい広がるトーク。

    こんなふうに、多岐にわたる
    お話ができたら、お酒の愉しみはますます
    豊かにふくらみ、花開くのだろうと
    羨ましく、ご相伴させていただく思いになった。

  • 酒についてと言うよりは、酔っ払った状態及び性愛について、といった感じ。性愛の方ははっきり言ってどうでも良いと思うのは、性差のせいかな。

  • さすが、開高さんと吉行さん、軽い話のようで奥が深い
    人としての厚みを感じる。

  • 作家の妄想力がわかる本。
    男性が読んだ方が楽しいかもしれない。
    言葉の表現や、女性について、何かと昭和を感じる。
    でも開高健の思考のベースには世界地図があって、
    そこが私が開高健を好きな理由なんだなぁと改めて思った。
    章の始まりにある、デスクサイドのコラムが面白かった。

  • エロい話をこんなにさりげなく、こんなに上品に話せる男達が今いるだろうか。戦後間もない頃の銀座のキレイなお姉さんの話から、膝の上に乗せたホステスの話(狐狸庵先生の話はマジで面白い)、500人切りの話、紫色のオメコ(伏字じゃない!)の話。「酒について」が主題だが酒、人生、女、文学について蘊蓄の有る話が続く。しかしながら実態は殆どネエチャンの話である。いや~面白かった!

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著者プロフィール

開高 健(かいこう たけし、かいこう けん)
1930年12月30日 - 1989年12月9日
大阪府、天王寺区生まれの小説家。大阪市立大学法文学部法学科在学中、同人誌活動を始める。洋書輸入商、壽屋(現・サントリー)宣伝部を経て、作家活動を開始。
1958年、『裸の王様』で芥川賞、1968年『輝ける闇』で毎日出版文化賞、1979年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、1981年菊池寛賞、1987年『耳の物語』で日本文学大賞をそれぞれ受賞。ほか、主な著書に『日本三文オペラ』『夏の闇』『私の釣魚大全』『人とこの世界』などがある。

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