- 本 ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101128139
感想・レビュー・書評
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開高健による食卓で使える世界のジョーク集。
食事は楽しくするのが、世界のマナー(というのが作者の主張。
ジョークの苦手な日本人のために、世界に通用する傑作ジョークを集めたのが本書。
シンセツなことに、ジョークによっては英訳文までついているので、これを覚えてしまえば、
そのままグローバルな食卓でジョークが言えるという、なんとも実用的な本。
海外ジョーク特有の下ネタも結構ある。
ただ、直接的な単語を漢字表記にしてあるという作者の心配りの結果、
下品さを最低限におさえてある印象。下ネタがあんまりお好きではない方へも読む分にはオススメ。
ただし、この本が出たのは昭和61年。今なお使える話がどれだけあるかはわからない。
政治的なジョークも多いことだし(冷戦時代のジョーク等。
それでも純粋な読み物として、落語をきいているような痛快な気分にさせてくれる本。
構成もお洒落。
何より装丁と挿絵を担当する柳原良平の絵は、部屋に飾ってもいいくらいに素敵だと思う。
(柳原良平はサントリーの広告などで有名/アンクルトリスとか
かるーく読めてなんとなく楽しい気分になれる本。
薄いし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小話について知りたくて読書。
尊敬する書き手さんや編集関係が口をそろえて読むべきだという著者の本。恥ずかしながら初めて読書させてもらう。
世界中の小話についてで、やはり盛り上がる小話は時代や国に関係なく下ネタだなと思った。下ネタだけど、上手に表現して下品さを出さないことが重要かと。難しいけど。
読書時間:約40分 -
小話ができずば、宴は始まらない。
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サントリーがらみで酒の席での古今東西笑い話。1ページ足らずの小噺で、一言一句でも読み飛ばすとオチが理解できなくなるため、電車で読むのは苦しい。そしてシモネタが多い。つなぎの文がやっぱりうまいんだな、これが。柳原良平などのイラストも満載。
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いつか使うかなー、この小話たち、と考える。いや僕には知性が無いからね、俗っぽくなるだけ、と止めておくことにする。賢明。
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ジョーク集。例えば社会主義国を風刺したもの。社会主義の建設には二つの段階がある。第一は成長の困難である。第二は困難の成長である。けっこう笑えるものが多い。
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○2007/12/20
おもしろかった。確かにこういう話をできると良いよなぁ。覚えておくだけでも脱口ベタを達成できそう。
いくつか分からなかったり、読み流してん…?と数行戻ったりしてしまったのがあったのが悔しかった。大人のジョークを学ばなくては。
国によりそりゃあツボは違うだろうが、根本的な"笑い"が変わらない、ってのも良いですね。勉強になりました。 -
図書館から。
自分にはあまり負に落ちないジョークばかりだった。 -
旅行を愛する者として、ずっと気になっていた開高健さん。ついに読んじゃったー!
ざっくり言うと、食事の席での(どちらかというとお酒の席での?)少しおエロも混ぜたトーク集。各国の笑い話集。
笑いと食事があったら、ほかなにもいらないよなぁ。いいなぁ。
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