弔辞大全 友よ、さらば (1) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1986年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784101128146

作品紹介・あらすじ

明治から現代にいたる小説家や詩人たちの死に際して書かれた弔辞を集成した異色の書。硯友社の総帥として明治文壇に大きな足跡を残した尾崎紅葉が没した時に門下の泉鏡花が寄せた弔辞、絢爛たる美的世界を築き上げた三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた時に武田泰淳がたむけた弔辞など、慟哭の思いをこめて捧げられた鎮魂歌55編。

感想・レビュー・書評

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  •  作家詩人俳人など文筆業達の死没によせた弔辞を集めたもの。面白かった。今年ベスト5に入る。
     後書きまで詩的だけれども『それは真実だろうな』と思わせてくれるのがセンスありすぎではないか。
     大当たりだった。いくつもいくつも心に刺さるフレーズを見つけてしまい、付箋をぺたぺたと貼る作業が捗りすぎた。
     何故こんなに読むのが面白いのか、心に刺さるのかを考えてみたが、それはその個人への情や嘆きがこれ以上ないほどに注ぎ込まれているせいだろうから、ある意味でラブレターに思えた。死後の恋文。相手に読まれることがないと確信できるため、これ以上ないほどストレートな恋文。
     死した大事な人への感情の結晶で、様々な感情と表現と哀切さと美しさがあるので、お薦め。個人の人柄、弔辞または送る言葉を書いた人の人柄で十人十色の二乗だった。
     ただし、死や永遠の別れについて深く思う性質上、元気な時に読んだ方がいいと思う。

  • すんごい作家てんこ盛りなんだけど、割に型どおりなもの、名文を書く方により意識が行ってそうなもの、本気で嘆きが伝わって来そうなもの、、色々あって面白い。

  • 2008/4/25購入
    2009/2/19購入

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著者プロフィール

開高 健(かいこう・たけし):1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』『オーパ!』『最後の晩餐』など、代表作・受賞歴多数。89年逝去。

「2024年 『新しい天体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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