どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131030

感想・レビュー・書評

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  • 1960年の刊行とのこと。文字が詰まって読みづらかった。楡家の人とは一線を画すユーモア小説。今の時代には馴染みづらい。2016.3.22

  • 北杜夫が若い頃乗り込んだ船の船医をしながら見た世界一周旅行の旅日記。
    なんか、面白い。くすっと笑ってしまう。
    でも風景の描写は真面目。
    なんだかんだ言っても、とても素敵な場所なんだということが伝わる。
    昔は飛行機が発達していないせいなのか、船の旅がすごく新鮮に思えた。

  • 医学生の私は、漁船に船医として乗り、様々な土地を旅する。その感想と日記のようなもの。体験談を元にしているのだろうが、嘘かほんとかよくわからない話も多い。文章がイタい。文章のまとまりがない。著者の教養があることはわかった。世界の文学や歴史については著者は詳しそうではある。

  • 異国の地で一人で行動するのが良い。リューベックでもの凄い勢いでジルバを踊った描写が好き。満足度7

  • 海の色々な表情が、美しい文体で表現されていたのが印象的。

  • やってることは面白いと思うけど、

    なんだか読みにくかった。

  • 沖縄旅行に持参。中学の時読んだ筈なのに、イラスト以外まったく記憶に残っていなかった。印象と異なり、随分と内省的で、内容もけっこう難しい。旅行中でなかったら、読むのをやめていたと思う。当時、これが軽い読み物という扱いだったのに驚きだ。

  • 長く読んでいなかった名著であるが、脱力感がどうにも洒脱ですばらしい。

  • 耳に心地いい音楽のように、読んでいて心地いい文章で埋め尽くされた航海記でした。
    先が気になってハマる、というよりは読んでいる時間がただただ楽しくて残りのページが少なくなっていくのが惜しい気持ちになります。
    美しい文章もさることながら、全編に漂う温かい人間味と、時折ニヤッとさせられるピリッとした毒に病みつきになりました。

  •  北さんの面白さに最近 ようやく気づき 読み始めたところです。

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著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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